最近買ったリトルプレスと所感
はじめに
ここのところTwitter経由でリトルプレスをお迎えすることが増えてきました。
コロナ禍もあり、また基礎疾患を持っているため、なかなか美術館や画廊に足を運べない状況が続いていて、そういう時にWEBで展示をしてくださったり、通販で画集を買えるようにしてくださる出店者・画家の皆様には本当に感謝しています。
日香里『BLUCANILLO』
日香里さんの作品は、以前お迎えした石倉和香子訳『リルケ詩集』の装画として知って、それからファンになりました。
先日は個展BLUCANILLOの告知ツイートをTwitterで見かけて、宮沢賢治ファンとしては、ぜひ手元に欲しいと思ったのでした。
各所で展示があり、そのいずれもに伺うことはできなかったのですが、書店・草舟あんとす号の通販で作品集と銅版画の「チケット」をお迎えすることができました。
読んだ感想はこちら。
銀河鉄道の夜がテーマで、静謐で美しい絵画の数々に魅了されました。
少年たちの柔らかで物憂げな表情がまた素敵。
宮沢賢治の詩をモティーフにしたカードもセットでうれしかったです。
日香里さんの作品集は『リルケ詩集』と合わせてこれで二冊目。さらに蒐集していきたいです。
日香里さんは気になっている皆川博子展にも出展なさるということで、できれば会期中に販売される小冊子を手に入れたいなぁと考えています。
フランスガム『幻想曲』
フランスガムさんの作品はかねてからTwitterで拝見していて、心惹かれるところが多かったので、草舟あんとす号で販売されていた絵本と、クリスマスカードをお迎えしました。
絵本はまだ読めていないのですが、天使のカードはしばらく飾っていました。
クリスマスムードを高めてくれる、素敵でかわいらしいカードで、飾っていて心が癒されました。
それから先日安曇野にあるギャラリーで個展が催されると聞いて、ぜひ画集を手に入れたいと思っていて、無事にお迎えすることができました。
【展示のお知らせ】
— フランスガム (@gumjapanese) 2021年12月22日
フランスガム個展《幻想曲》
2022.1.20木–2.5土
open 木金土 11:00-16:00
at 月とビスケット.(安曇野)
新しい年
安曇野の青い家に流れる小さな幻想曲の調べをお聴きいただけたら嬉しいです。https://t.co/sCdwEzpB4s pic.twitter.com/Qj31Y1w6jG
こちらは中身をきちんと読んで、外国のファンタジーの絵本のような雰囲気に魅了されました。
外国の絵本のように可愛らしい一冊。
甘いお菓子を彷彿とさせる絵の数々と、少し不思議で、神話的なストーリーがマッチして、幻想曲から生まれたファンシーな空想の世界を味わうことができる。
疲れ切った一日の終わりに優しい夢を見せてくれるかのような絵本だった。
おわりに
コロナでなかなか美術鑑賞をすることができずにいて、芸術を愛する身としてはなかなかつらいことが多いのですが、それでもこうして通販の対応をしてくださるのは大変ありがたいことだと感じます。
なかなか原画はお迎えできませんが、今後とも微々たるものながら、推し画家の方々の作品をお迎えしたり、応援したりして、少しでも日々に彩りをもたらしていくことができればと考えています。
またコロナ禍が明けたら美術館や画廊にも足を運びたいですが、私設の美術館や画廊は困難な状況下にあるとお察しいたします。
私は学生時代は毎週のように都内の画廊に通って、その経験は自分の創作の血肉となっていると実感しています。
画廊という文化を今後とも残すためにも、わずかばかりながらでも応援をしていきたいです。