模索はつづく

大学時代の後輩と歌会をした。

そこで彼女と話しているうちに、このまま短歌を詠んでいていいものなのか、確証が掴めないと感じていることに話題が及んだ。

私はこれまで療養短歌と題して短歌を700首詠んできたけれど、そろそろ原点である耽美主義に一度戻ってもいいのかもしれないとも思う。

まだ答えは出ないままなので、ひとまず作歌をつづけながら模索したい。

さらに療養のために帰省をしていて、再び小説を書きたいという思いが頭をもたげてきた。

頭の中で構想を練り込んでいるだけで、まだ書きはじめるには至っていないのだけれど、やはりどこかで書くに至るタイミングを掴みたい。

まずは掌編からでもいいなと思っている。4千字、1万字、4万字と徐々に飛距離を伸ばしたい。

詩の方もしっかり書かねばならないので、帰省中にできるだけ詩歌を作る機会を設けたい。

今のところ短歌は7首、詩は2篇書いている。

短歌はコンスタントに詠みたいし、詩は書きたいタイミングで書くと決めているけれど、それでも量をこなしたい。

自由詩もまだまだ始めたばかりで拙いし、投稿もしながらかもめソングやカクヨムにも載せていければと思う。

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新たなことに挑戦しつづけたいと思うようになったのは、帰省してからのことで、やはりコロナ禍で停滞する故郷の様子を見ていると焦燥感につながり、それがひいては私自身の反動としてのエネルギーに変わっているのだろうと思う。

思い返せば学生時代も周囲のプレッシャーがなかなか激しい最中で勉学に打ち込んで、両親の理解と支援もあって上京して一流私立大学に入ることができた。

そういう風にこの街は私の背中を逆説的な意味で強く押してくれる存在なのかもしれない。

東京にいて故郷を思う時にはひたすら恋しく、愛おしい存在だけども、帰ってくると学生時代に感じていた強い衝動や上昇志向を思い出す。

両親も年老いて、部屋には処分されたためにほとんど本が残っていない。

東京から持ってきたたくさんの本も、こうした環境ではなかなか読む気になれないままでいる。

ここに文学はないし、詩の根幹をなす歌もない。

それでも文学を通じて歌いつづけたいと強く願う。