詩を投稿しました
ココア共和国に詩を投稿しました。
なかなか病状が落ち着かず、特にここ二日ほど気分の落ち込みが顕著で、睡眠時間も食欲も乱れている状況がつづいているのですが、そういうさなかにあってなお詩は友でいてくれるのでありがたいですね。
病気を抱えながら創作をつづけることに、著しい困難を感じることもありますが、それでも自分にとって残ったものがなすべきジャンルだったのだろうと思うようになって、いくらか気持ちが楽になりました。
プロを目指していて小説が思うように書けず、挫折感を味わっている方がおられるとしたら、筆を折る前に、他の文芸ジャンルにも挑戦してみるといいかもしれません。
私は詩を11年書いてきて、今命拾いしています。
短歌の方はなかなか孤独を抱えながら向き合うのが難しいジャンルですが、詩はたったひとりでも書けるので、私にとって詩はただ唯一の友となりうる文芸ジャンルと云っていいのかもしれません。
数ある選択肢の中のひとつだったものが、必然性を帯びて親密な関係に至るというのは、なかなか深い喜びがあります。
病状が安定するまではしばらく小説はお休みする予定ですし、おそらくこの先もそうそう安定しないと思うので、ひとまず今の自分にできる範囲で折本を作ったり、KDPを出版したりしながら創作をつづけていく予定です。
ブログ「広寒宮」で綴ってきた図書館にまつわるエッセイに書き下ろしを加えた、図書館エッセイ集です。「もうひとつの家」としての図書館との付き合い方や、蔵書にまつわること、一利用者から見たコロナ禍の図書館の記録、幼少期に通った図書館との思い出など、今だから読みたい内容をぎゅっとまとめました。本書が図書館を愛するすべての人の友となりうることを心から願っています。-収録作品-図書館という希望ふたつの棚図書館という友人ふたたび図書館へ一図書館の使い方を模索するコロナ禍の図書館について蔵書の整理ふたたび図書館へ二先達の目とBANANA FISHにみる図書館の精神図書館という知の海に漕ぎ出す図書館で知を拓く学校の図書室の思い出非常事態宣言下の図書館本書に登場した書物
海をテーマにした散文詩5篇を収録した折本歌集です。
行く宛のない「あなた」への手紙、焦がれるような夏へのサウダージ、終わる夏への挽歌をサブテーマとしています。
越境する神々を信じながら、不信の顎門に囚われて、なすすべもなくあらゆるきみたちを恨み、(きみの聴く講談のアウトローたちは怒りを暴発させても浄土は三千光年先だね)(絶望の只中を周回しつづける船に乗ることを宿命づけられた者たちの系譜に連なる私もまた)眠る場所さえない。──「大時化の海へ」
夜を歌った詩を四篇収録しています。
細部を検分する間もなく闇は濃くなり、男の、女の、あるいはそのどちらでもない声が満ちた密室に閉ざされたまま炎に包まれて、ちいさな球体を抱えてうずくまったまま、はるか遠くから聞こえてくる無声の音楽に耳をすませる。 ——「夜の音楽」より
-収録作品-
精霊流し
夏の亡霊
夜の言葉
轟音を友と呼ぶ
同人の範囲ではありますが、文芸同人という座の文芸からはちょっと離れたところにいるぐらいが私にとってはちょうどいいのかもしれません。
同じような悩みを抱えていらっしゃる方もいるかもしれないので、今回このようなことを書くに至りました。
私の場合は創作上の人間関係でいろいろと思い煩わされてきた部分が大きかったので、今はほぼひとりで創作と向き合っていて、それはそれでそこそこ幸せです。
ひとえに読者の皆様が支えてくださるおかげです。
今後ともよろしくお願いいたします。