折本歌集・詩集にご感想をいただきました

 

BOOTHにて頒布中の折本歌集・詩集をいずれもお買い上げいただいた方にご感想をいただきました。

 

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ちょこっと文芸福岡に出展する予定だった歌集の折本です。 ゴシックな雰囲気が香る療養短歌30首を収めています。

天上のアガパンサスアガペーを我に給えよ病篤くなり

青薔薇の冠授けよとこしえに無数の棘は言葉となれり

 

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療養短歌をテーマに詠んだ、短歌30首を収めた折本歌集のPDFです。 失われた恋への挽歌、過ぎ去った夏へのノスタルジーをサブテーマとし、ダークでゴシック、耽美な作風を志向しています。

世の終わり詩神は死せず海の果てきみとふたたび巡り逢うまで

AnthemはCoccoだったね沈黙を守ってふたり白百合の園

 

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ちょこっと文芸福岡に出展する予定だった折本詩集です。 夜を歌った詩を四篇収録しています。

細部を検分する間もなく闇は濃くなり、男の、女の、あるいはそのどちらでもない声が満ちた密室に閉ざされたまま炎に包まれて、ちいさな球体を抱えてうずくまったまま、はるか遠くから聞こえてくる無声の音楽に耳をすませる。 ——「夜の音楽」より 

 

「鮮烈なビジュアルと聴覚・触覚などの感覚を刺激される文体が心地いい」と評してくださり、丁寧に読んでくださったことに本当に感謝申し上げます。

大きく影響を受けた作家については以前も書いたとおりなので重複は避けます。

evie-11.hatenablog.com

 療養詩歌を作るうちに、それまで志向していた耽美的な作風が融合し、結果的にゴシックという作風ができ上がったのですが、それを評価していただけて、心から励みになりました。

病める身体・精神というものが、ゴシックにとって不可分なものであるということは、唐戸信嘉『ゴシックの解剖』にも書かれていたとおりです。

 私自身はこれまで短歌はほとんどネットに載せずに詠んできたので、それでも自分の短歌が好きだという気持ちだけが支えだったのですが、こうして読者の方のお手元に届けさせていただいたという実感が湧いてきて、ふたたびがんばろうと創作意欲が湧いてきました。

ここのところ思想や信仰の部分で揺らぐ気持ちもあって、自分の軸となるものを日記を通じて模索しているところなのですが、短歌はその軸を模索するひとつの手がかりになると感じているので、今後とも励んでいきたいと思います。