最近届いた詩歌集
朝吹亮二『Opus』
作品番号を意味するOpusとタイトルのついたこちらのクラシック・ピアノアルバムを聴いていて、かねてから朝吹亮二『Opus』が欲しかったことを思い出し、検索したところ取り扱いがあったので購入しました。
『Opus』は現代詩文庫の『朝吹亮二詩集』に全編が収録されているので、今回買った単行本は完全に観賞用として保管し、読むのはこの現代詩文庫にしようと思っています。
幸いにも廉価なわりに状態が良く、多少不安だったのですがほっとしています。
さっそく詩集の棚に収めました。
現代詩はまだまだ疎いので、今後とも少しずつでも読んでいきたいところです。
高柳誠の新刊も買わねばと思いつつ買いそびれてしまっているので、そのうち必ず……。
miho.t『黒い森』
WEBで個展が開かれているのをたまたま知って拝見し、すっかりその美しさに魅せられて購入するに至りました。
美しい幻想性と詩情、悲しみと祈りを感じさせる絵の数々にうっとりした。
静謐な雰囲気と張り詰めた空気感が伝わってきて、その両者があってこそ美がいっそう引き立つのだなと感じた作品集だった。
中井英夫の挿画を手がけた建石修志の作品を彷彿とさせて、心惹かれます。
こうした鉛筆画やペン画が昔から好きなので、この機会に巡り会えて本当によかったです。
コロナ禍でなかなか美術館に足を運ぶ機会がなく、「知と芸術があなたにとっては大事なものです」と心理検査で云われてからも、たびたび美術館や画廊に行ってきた身としては、WEBで絵画を鑑賞する機会をいただけたことが本当にありがたいと感じました。
コロナにおける基礎疾患持ちに分類される身なので、なかなか遠出はできませんが、今後ともこうしたご縁に巡り会えればいいなと思います。
『葛原妙子歌集』三一書房
図書館で借りて、いずれは手元に置きたいと思って検索していたら、たまたまヒットして、署名本とのことだったので楽しみにしていたました。
いざ届いてみると、なんと先日ご逝去された須永朝彦先生宛の署名本だったことが明らかになりました。
あまりにも緊張してしまって、じっくり眺める間もなく、すぐに書棚に収めました。
手を触れるのももったいないので、中身は図書館でまた借り直して再度じっくり味わいたいと思います。
須永先生のご本も何冊か持っていて、いずれも積んでいるのですが、いずれ読める機会があればいいなと思っています。