短歌が80首に到達しました
投稿に向けて詠んでいる短歌が80首に到達しました。
詳しい経緯は日記に書いていますが、ここのところ希死念慮が頭をもたげているので、短歌だけが頼りになっています。
毎日3首程度詠めればいいかなと思っていたのですが、気づけば6首〜12首ほど日々詠んでいます。
日によって、あるいは体調によって精度がまちまちなのが素人の悲しさですが、100首に到達したらひとまずふたたび選歌をして方向性を揃えたいです。
選歌をするのはやはり良い刺激になりますし、全体のトーンや方向性も定まってくるので、また選ぶのが楽しみです。
ひとりで黙々と詠んでいると気持ちがめげそうになることも少なからずあるので、お守りに刀剣乱舞の歌仙兼定のグッズを飾っています。
ぬいっこぬいぐるみの歌仙ちゃんは、主人が大阪旅行の際にゲームセンターでゲットしてくれたものです。
額縁の文京区コラボのクリアファイルで、親友と原画を観て椿山荘でアフタヌーンティーをした日にお迎えしたものです。
こうしてみるとさまざまな思い出が詰まっているなぁと感じます。
先日は歌仙兼定にはやっぱり牡丹だろうということもあり、こちらの造花を注文しました。
けっこう大ぶりなサイズなようなので、この水差しに飾ろうと思っています。
詠む方だけではなく短歌を読む方も励んでいます。励むというよりは、ただひたすら無気力なのを押してなんとか読んでいるという感じですが。
宮沢賢治や萩原朔太郎、漱石など、なじみ深い近代文学へのオマージュが随所に散りばめられた歌集。幻想的でたをやめぶりな歌風が魅力的で、葛原妙子の系譜に連なるものだという想いを新たにした。巻末のあとがきの「幻想は“ほんとうのこと”の種なしには生まれません。「ただロマンチシズムとリアリズムとは、主観の発想に関するところの、表現の様式がちがふのである」と萩原朔太郎は述べています。表象はどうであれ、詩歌は心の真実のためにあると考えます”というくだりに、この本に出会えて心から良かったと強く感じた。私も力及ばずながら、そうして詩歌を作っているからだ。図書館本として借りたが、ぜひ手元に欲しい。
ちなみにこの『モーヴ色のあめふる』は先日注文しました。
届くのが今から楽しみです。
佐藤弓生の歌集を読むのは『世界が海におおわれるまで』につづいて二冊目ですが、できれば他の歌集も読みたいと思っています。
そして塚本邦雄や葛原妙子が収められた『現代短歌大系7巻』も少しずつ読んでいます。
塚本邦雄の魅力は短歌を本格的に詠みはじめてからようやく少しばかり分かるようになってきました。
言語芸術というか、もはや美術品のような短歌なので、少々難解な部分もありますが、その根底にはさまざまな古典詩歌や芸術などへのオマージュが感じられて、まさに輝かしい時代の教養人だなぁと感じます。
彼のエッセイや歌論などももっと幅広く読んで総体的に理解を深めたいです。
そうして総合的に本を読んで人物像に迫っていくのは読書の大きな楽しみのひとつですね。
引き続きさまざまな歌集に触れながら、良い刺激を受けて作歌に励んでいきたいです。
気になっている歌集も何かと多いので、少しずつでも消化していければと思います。