矢尽き弓折れても書くしかないから書く
毎日誰に向けるともなくこの別アカウントに日記を書いている。
ここのところずっと鬱々とした内容に終始しているのだけれど、どうしても書くことから逃れられない。
どんなに疲れていても、どんなに精神的に参っていても、どんな時間帯であっても、暇さえあれば文章を書かずにはいられない。
おかげさまで毎日スターをつけてくださる方もいらっしゃって、大変励みになっている。その方々のおかげで日々書きつづけられていると云ってもいい。
またTwitterを半ばやめて、格段にブログ記事を書く頻度が増えた。
BANANA FISH感想本を出そうと思い立ったのも、毎日日記に感想を織り交ぜてを書いていたからで、案外何らかの形で書きつづけていれば突破口は見えてくるものだなと思う。
毎回140字だけで感想を終らせていたら、到底同人誌を作ろうとは思わなかっただろうし、思わぬ形で救いが見えてきた。
さまざまな要因が重なって、小説の構想を練るだけで難治性の持病の発作が出て、やむなく書けなくなり、俳句を詠み、細々と即興散文詩を書く日々を送っていたけれど、それでも満たされない毎日を送っていた。
そんな私を最後の最後で支えてくれているのはこの日記ブログに他ならない。
周囲からは「とにかく小説を書きつづければいい。いずれ作家になるために」と云われつづけてきて、それを励みに思うよりも、かえって重荷に感じることの方が多かった。
小説を書くことはとても険しい道のりをひとりで歩んでいくことに他ならない。書きたいけれど書けないもどかいしさは、これまでに感じたことのないほど大きな負荷となって私に覆いかぶさっていた。
持病で作家になるという夢もあきらめざるを得ないだろうかと考えて、失望していたところだったので、思わぬ形で文章を書くことが私自身を助けてくれたことに驚いている。
もちろん自分で本を作るだけなのだから、なんら特別なことではないのかもしれない。
商業デビューが叶ったわけでもなければ、本にどこまで需要があるのかもまったく見こめない。少部数しか刷らないつもりだし、最悪、自分用だけのための一部しか刷らないとしてもそれでかまわない。
ただ、それでもどんな形であれ書きつづければ、どこかに、あるいは誰かに届くものなのだなと当たり前のことを今になって思い知った。
今はただただこのブログも含めて読者の皆様に感謝の気持ちを捧げたい。