ここのところ抑うつ状態がひどくて落ちこんでいたのですが、ふとこの動画の存在を思い出して、スピンバイクを漕ぎながらふたたび観ました。
この動画で心に残ったのが人の価値判断ではなく、自分の軸を持って人生を歩んでいくという趣旨のくだりです。
結局ここのところずっと抑うつに陥っていたのは、諸々の喪失感と人間不信に耐えられなかったからで、人間不信の方はそう簡単に持ち直さないにしても、喪失感の方は、これからやりたいことを書き出せば将来に少しでも展望が拓けるのではないかと思い立って、ノートに書き出してみることに。
書き出してみると私は本を読んでいたいのだなと大まかな傾向が掴めました。
つまり一日中Twitterに張りついていた過去にはもう戻れないのです。
はてなブログで書いている日記もつづけたいし、一日の整理をする上ではTwitterよりもブログの方が私には合っているなと感じます。
また書き出しているうちに、勉強したいこともいろいろと出てきました。
もともと大学で記紀神話を学んでいたこともあり、日本の諸宗教に強い関心を抱いていたのですが、ここのところなかなかそうした学術関連の本を読む機会がなくて、足踏み状態がつづいていました。
ぽつぽつと一般向けの本などは読んでいたのですが、一時期のように『法華経』をがっつり読む元気がなかなか出ずにいたのです。
それでも書店に行ったところ、ちょうど末木文美士先生の『仏典をよむ』と、読書メーターの読友さんの感想で気になっていた『神さまたちの季節』が並んでいて、これは買わざるを得まいと手に取ることに。
民俗学ではやはり柳田・折口両氏の本はもっと読まねばなりませんし、記紀神話関連も買わねばならない本がいろいろと溜まっています。
以前買ったこちらの本も積みっぱなしなので、ひとまず基礎的な知識を100分de名著『大乗仏教』『ブッダ最期のことば』などで補って挑むのもいいのかなと。
これだけでも一苦労なのですが、さらに他者表象のことについてもっと勉強をしなくてはと思い至るきっかけがいくつかあったので、哲学の分野も少しずつでも学んでいきたいです。
いきなりこれらの本に向かっていっても挫折するのが目に見えているので、哲学の基礎的なところから学べればいいなと考えています。
時間はかかるかもしれませんが、明確な目標を持って学ぶことは大切なのかなと。
ちょうど恩師が他者表象に関心をお持ちの歴史学者だったので、まさにその道を辿ろうとしているのですが、私の出来の悪い頭でどこまで理解が及ぶかは正直自信がありません。
とはいえ前に進まないことにはしょうがないし、独学大全なども参照しながら独学を進めていければと思います。
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