2021.01.20 買った本とこれから読みたい本

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ブックオフで注文していた本が届いた。

先日記事に書いたとおり、ヒューマンドラマを読みたくて、本屋大賞を受賞した作品を順に読んでいこうと思って、めずらしくメジャーな本をたくさん買込んだ。

そんな柄じゃないと突っぱねていた20代が過ぎ去って、30歳になった今、読みたい本もだんだんと変わっていくものだなぁと少し感慨深い。

本屋大賞は20代の頃は少しミーハーだなぁと思って避けていたのだけれども、実は主人になんでもいいから文学賞を受賞した作品をコンプリートするという目標を立ててみてはと勧められて、チャレンジしてみることにしたのだ。

音ゲーマーの主人はそうやってBeatmaniaで「ハードクリアランプ埋め」をしているらしい。私にはなんのことだかさっぱり分からないが、とにかく目標を立ててそのリストを埋めることが地力につながるらしい。

本屋大賞は売れ筋の本が多いし、きっとうつで参っている私すらも物語の世界に入り浸らせてくれるだろうと思ったのだった。

ちょうど今は一昔前に流行ったアニメをどんどん消化している最中なので、ミーハー上等という気持ちになっている。

 

それからリンク先の記事に書いたようにSFもまだまだ読みたくて、かねてより気になっていた柴田勝家『ニルヤの島』と、ホラーも読まねばと、かねてから再読したかった坂東眞砂子狗神』『死国』、それから三津田信三『のぞきめ』、岩井志麻子『夜啼きの森』も購入した。

読むスピードよりも買うスピードの方が断然速いので、どうしても本が積み上ってしまう。

現に本の山はこれで五カ所目になったし、そろそろ本を処分したいと思いつつ、なかなか叶わずにいる。

せめてもう少し読書のペースアップを図りたいところではあるけれど、むしろペースダウンしているのが今の現状で、ちょっと途方に暮れてしまう。

このままでは月末までに17冊読むという目標もクリアできるかどうか、あまり自信がない。今は14/17冊なので、あと3冊、なんとか読破したいところだ。

 

本はどんどん積み上っても、さらにそれに輪をかけてどんどん読みたい本が出てくるので、その意欲があるだけまだマシなのかもしれない。

とにかく図書館本は早めに読んでしまいたいし、読書会テキストの夢みる宝石も月末までに読破せねばならない。

そうはいっても浮気をしたくなるのが私の節操のないところで、今はとあることをきっかけに村上春樹『職業としての小説家』を再読しているところだ。かれこれ十度目ぐらいの再読になるのではなかろうか。

三章まで昨夜のうちに読んで、次の箇所で泣きたくなってしまった。

職業としての小説家 (新潮文庫)

職業としての小説家 (新潮文庫)

 

苦労なんてぜんぜん楽しいことではないし、人によってはそれですっかり挫けてしまって、そのまま立ち直れないケースだってあるかもしれません。でも、もし今あなたが何らかの苦境の中にあって、そのことでずいぶんきつい思いをなさっているのだとしたら、僕としては「今はまあ大変でしょうが、先になってそれが実を結ぶことになるかもしれませんよ」と言いたいです。慰めになるかどうかはわかりませんが、そう思ってがんばって前に進んでいってください。

このメッセージにいたく心を打たれて、村上春樹の他のエッセイも読みたくなり、以前図書館で借りて読んだ『村上さんのところ』に心を動かされたので購入することにした。

村上さんのところ

村上さんのところ

  • 作者:村上 春樹
  • 発売日: 2015/07/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 それから主人との共用の本棚に入っている『村上朝日堂』も読みたいし、三巻刊行されている『村上ラヂオ』も気になっている。

村上朝日堂 (新潮文庫)

村上朝日堂 (新潮文庫)

 
村上ラヂオ (新潮文庫)

村上ラヂオ (新潮文庫)

  • 作者:村上 春樹
  • 発売日: 2003/06/28
  • メディア: 文庫
 
村上ラヂオ3: サラダ好きのライオン (新潮文庫)

村上ラヂオ3: サラダ好きのライオン (新潮文庫)

 

私は村上春樹の小説はあまり得意ではないのだが、彼の人柄がにじみ出ているエッセイはとても好きで、人として尊敬できる作家だと素直に感じている。

おそらくその人柄に惹かれている読者は大勢いらっしゃることと思う。

 

そして先日再読した江國香織きらきらひかる』で何度も涙を誘われたので、そろそろ処分しようと思っていた積読本を引っ張り出してきて、積読本タワーに戻してしまった。

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たしか昨年ブックオフでまとめて買いこんだ小説たちで、未だに読めていないのだが、こちらも読書会の課題テキストを読み終えたら着手したいと考えている。

江國香織のやわらかな文章は、耳ざわりのいい女性の声で語りかけられているような気持ちになれて、読んでいてとても心地いいのだ。

また彼女の描く男女の関係は、恋愛が縁遠いものとなってしまった既婚者の私にとって、いい刺激になるだろうと思う。既婚者だってフィクションの中でぐらい恋をしていたいのだ。それはとても自由なことで、そしてとても素敵なことに違いない。

 

こうして再読した本から新たな本との出会いが生まれることも、再読フェチの私としてはとても喜ばしい。

今はうつの底にいても、読みたい本がこれだけあるのだから、まだ大丈夫と自分に云い聞かせている。