きっかけは映画の予告編鑑賞会
私は映画を観るのがとても苦手で、なかなかひとりで映画を観られません。
ところが昨日、家で主人と新年会をしていて、主人と「観たい映画の予告編を観よう」という大喜利がはじまってしまい、「観たい映画を挙げるのも(うつのため)難しいんだよな……」と思いつつ、しぶしぶ挙げてみることに。
すると私の方はこのようなラインナップになりました。
意外と古いヒューマンドラマが多いなという気づきがあって、虐殺器官を挙げたところ、主人に「雨伽はSF好きだよね」と云われて、自分のSF好きな一面を改めて認識しました。
ヒューマンドラマ小説
そこで、小説でもこれらのジャンルに触れてみたら面白いのでは? と思ったのです。
かといって映画と同じものを読むというのも芸がないので、参考にしたのが本屋大賞に選ばれた本です。
こうしたメジャーな本を読むのはなんだか照れくささもあって、避けていたのですが、今私が求めているのはハートフルで熱いヒューマンドラマなのではないかと気づきました。
いずれも少し前に流行ったものばかりですが、世間の熱が落ち着いた頃の方が、その本質が見えてくるのかもしれません。少なくとも私は今話題の作品にすぐさま飛びつくタイプではないので、今になって読んでみようと思った次第です。
SF小説
SFも最近は熱いみたいですね。
日本のSFで以前から気になっているのはこちら。
このうち『横浜駅SF』『百億の昼と千億の夜』『Self-Reference ENGINE』はkindleで買って積んでいます。ちなみに柞刈湯葉さんはTwitterでもフォローしていました。
これらの作品の中でも気になるのが柴田勝家の作品です。
私の関心のある宗教×SFというテーマに沿って小説を書きつづけている作家なので、ぜひ読んでみたいと思っています。
華文SFも気になっています。
三体は云うまでもなく有名ですが、ケン・リュウ『紙の動物園』は主人に勧められたこともあって気になっています。
また華文百合SFの『雪が白いとき、かつそのときに限り』も気になる作品です。
百合SFは伊藤計劃『ハーモニー』を超えられるものは出ない気がして、あまり読む気になれなかったのですが、手に取ってみると新たな発見があるのかもしれませんね。
あまりライトすぎる文体だと読めないものもあったりするので、 見極めが大事になりそうですが。
それにしても読書意欲が落ちているときに、観たい映画のジャンルを基準に小説を選ぶというのは、今後も活用できるメソッドになりそうです。
今後ともさまざまなアプローチをしながら読書に励んでいきたいと思います。