2020.12.08 ひぐらし再履修

原作ゲームを履修している主人が、新作のひぐらしのなく頃にのアニメを観ているという話から、私もひぐらしのなく頃にを摂取したくなり、このたび中古でコミック版を買うことにした。

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実はとある方と会った際に初めて入った漫画喫茶で、ひぐらしのなく頃にを途中まで読んだのだが、沙都子ちゃんの虐待シーンに挫折して、それきり遠ざかっていた。

今回は乗り越えられるといいのだが……今ひとつ自信がない。

ひとまず届いた分の出題編の「鬼隠し編」と「綿流し編」を読んだ。

レナちゃん推しなので、やはり「鬼隠し編」はいいなぁと思うのだが、「綿流し編」の横溝正史を地で行くようなストーリー展開にも魅せられる。

魅音・詩音の顛末については以前読んで知っているので、ここには書かずにおくが、それだけに彼女たちが恋にときめく様子が描かれる前半パートは切なくなってしまった。

不穏でよくわからない状況のまま、仲間への不信感が渦巻き、事態が急転する「鬼隠し編」もよくできているなぁと感じた。

明日は挫折してしまった沙都子ちゃん編に移るので、なんとか乗り越えたい。

 

それにしても、ホラー小説を読むのも書くのも、あれほど厭だと思っていたのに、ひぐらしを読んでいるとそんなことは一切忘れて夢中になってしまう。

いにしえのオタクにとってはちょうどゼロ年代のコンテンツの「萌え絵」の絵柄が一番落ち着くということもあるのだろう。

ここ最近のアニメの絵柄はちょっときれいすぎて薄っぺらさを感じてしまう。

私も今や立派な懐古厨になってしまったのだなと思いつつ、それでもホラー嫌いの人間をここまで引き込むのだから、やはり「ひぐらしのなく頃に」の訴求力は並々ならぬものがある。

 

オヤシロさまという怪異と、村の因縁というふたつの要素が見事に融合して、「私」物語化計画の内容に則れば、「ドラキュラ型の恐怖」と「フランケンシュタイン型」の恐怖が同居していると云える。

とはいえおそらく「ドラキュラ型」の恐怖へと転換していくのだろうということは想像がつくし、物語の文脈を超えたところで話が動いていくということは主人から聞いているので、あまりそこにこだわっても仕様がない。

とにかく今は恐怖の只中に突き落とされ、謎を突きつけられるという展開を楽しみたい。

 

この要素を自分の創作に活かせるかというと、なかなか難しいのかもしれないが、今一度自分の作ったプロットを見直す良いきっかけにはなりそうだ。

またホラーを遠ざけていただけに、もう一度気を取り直してホラーに再挑戦してみたくなった。

シャーリィ・ジャクスン『なんでもない一日』はひとまず置いておいて、もっとぐいぐいと読める小説に取りかかりたい。

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積んでいるホラー小説の中でも特に気になっているのが、「私」物語化計画でも取り上げられた鈴木光司仄暗い水の底から』なので、ひとまず「ひぐらしのなく頃に」を一通り読み終えたら取りかかることにしたい。

とにかく今は面白い物語を読みたい。