ジャンル迷子から抜け出せないけれど、今はホラーに向かうと決めた

私は二次創作はしないと決めているので、いわゆるコンテンツとしての「ジャンル」の話ではなく、以下はオリジナル小説のジャンルの話になる。

元々異世界ファンタジーを書くのが好きで、王道の「なろう系異世界転生で俺TSUEEE」でも「悪役令嬢でざまぁする」でもなく、幻想文学寄りのハイファンタジーを書いてきたのだが、山川健一先生にご指導をいただいて、最近ホラーを書きはじめた。

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kakuyomu.jp

 

正直なところホラーというジャンルは私はあまり得意ではないし、読むのもさほど好きではないし、ましてやホラー映画は苦手なのだけれど、今週の「私物語化計画」の内容を受けて、ホラーを書くという覚悟が定まった。

元々ホラーというジャンルに乗り気ではなかったこともあって、公募の結果を待ってからにしようかなとも考えていたのだが、私が描きたいと思っているテーマが先週の「私物語化計画」にホラーとして取り上げられていたので、これはやはりホラーに腰を据えるべきかもしれないと思い直した。

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結局のところ、人にどんなに勧められても、最後は自分で覚悟を決めて決断しなければならない。

このまま中途半端に人に勧められたからという理由だけで、作品と向き合うことは、決していい結果をもたらさないだろうなと私は考えていたし、人の手に自分の創作意欲をゆだねるということが、私には恐ろしかったのだった。

自分の中に「これを書かねばならない」という衝動があってはじめて小説に向かっていけるだけのエネルギーが生まれる。

そうでない作品も私は書いてきたけれど、それらはおのずと失敗するか、厳しい批評の前に膝を屈することとなったし、「自分がどうしてもこれを書かねばならない」という思いがなければ、どんなに立派な人に導かれても、決して自分の道を歩んでいくことはできないのだろうと感じる。

 

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先日、村上春樹『職業としての小説家』を再読した。

心に残った箇所をノートに書き留めておいて、あとで見返せるようにしている。

中でも心に残ったのは

僕は思うのですが、人は本来、誰かに頼まれて小説を書くわけではありません。「小説を書きたい」という強い個人的な思いがあるからこそ、そういう内なる力をひしひしと感じるからこそ、それなりに苦労してがんばって小説を書くのです。

──村上春樹『職業としての小説家』pp164-165

というくだりだった。

ここ半月ほどは自分の中に動機を落としこめなければ、どうしてもホラーを書けそうにない、というところまで追い詰められていて、いっそ本当に書きたい異世界ファンタジーを書こうかとも思っていた。

それでも、途中まで練っていた異世界ファンタジーの構想を思い出してみると、伝奇ホラーの要素が強いのだ。

結局今の私はホラーを書くべきだというところから逃れられないし、「私物語化計画」の一件もあって、覚悟を決めるべきだと思い直した。

 

プロットの前段階となる構想はすでに練りはじめていて、基軸はできあがりつつあるので、あとはそこに肉付けをして、いよいよプロットを練るというところまで持っていきたい。

現代小説は私が苦手とする分野ではあるので、現代小説を読むなり、サブカルチャーに触れるなりして女子高校生の日常を描くことを心がけたいと思っている。

実際に自分自身も通ってきた道ではあるし、ベースとなるのは自分の実体験なので、できるだけそこに沿って、お得意の耽美に偏りすぎないようにしたい。

現代小説を書くにあたっては、詩的散文の色合いが濃くなっていつも失敗してしまう。

詩ではなく小説にモードを切り替えて進めたい。