2020.11.03 横溝正史とヨムヨムと

aniron.hatenablog.com

 

10月は15冊の本を読んだらしい。

Twitterを再開して、本を読めているという感覚をなかなか得られなかったが、ひとまず二桁台には乗せられたので良かった。

Twitterをやっていると、私はどうしても読書に時間を充てられなくなってしまいがちなので、よくよく自重しなくてはと思っていたのだが、思ったよりも本と触れ合えていてほっとした。

しばらくこちらのブログの更新も間が空き、この間にもプロアマ問わずさまざまなものを読んだが、プロのものに関しては上の記事にまとめた通りだ。

 

プロ作品では今は横溝正史『蔵の中・鬼火』を再読している。

優れた文体に夢中になれるストーリーと、無尽の魅力があふれる横溝作品のひとつだ。

これはKADOKAWAフェアのときに購入したホラー小説のひとつで、かねてから再読したいと思っていたのだった。

蔵の中・鬼火 (角川文庫)

蔵の中・鬼火 (角川文庫)

 

「鬼火」「蔵の中」「かいやぐら物語」と読んできたが、いずれもストーリーテラーとしての横溝の才能がいかんなく発揮されている。

私の好みは「蔵の中」「かいやぐら物語」だが、これらはいずれも幻想性や耽美性が高く、見事な文体も相まって、横溝は正当な谷崎潤一郎の後継者だという思いを新たにする。

中でも「かいやぐら物語」の短編としての完成度には目を見張るものがあったので、これを参考に物語を書いてみたいという気持ちにもなった。

とはいえいずれもテンションが高いし、横溝は展開や要素を盛りに盛っていくので、おなかいっぱい……というのが正直なところだ。

 

ここのところ冬季うつで参っていることもあって、粘度の高い文章よりも、もう少しフラットな文章を読みたいという気持ちもあり、この作品を読み終えたら、また違う作家のホラー小説に手を伸ばしたい。

そういうわけで昨日は、かねてより主人から勧められていた『六番目の小夜子』と、「私」物語化計画でも次回取り上げられるという、『仄暗い水の底から』を注文した。

仄暗い水の底から (角川ホラー文庫)

仄暗い水の底から (角川ホラー文庫)

 
六番目の小夜子(新潮文庫)

六番目の小夜子(新潮文庫)

 

 ホラー作品はまだまだ積読本が多いので、このタイミングで新たに積むことを少々悩んだが、今は投資だと思って買い、筋トレだと思って読むしかない。

合間合間に趣味の本や皆川博子作品も挟みつつ、しっかり読んでいきたい。

 

マチュア作品についてはいろいろと思うことも多かったので、敢えて多くのことは書かないでおくが、今更新を楽しみにしている作品があるので紹介しておきたい。

凪野基さんの「ノエルの花束」だ。

kakuyomu.jp

まだはじまって間もないものの、ハウスキーパーの物語ということで、そうしたものがちょうど読みたかった身としてはかなりタイムリーだった。

今後とも続きを拝読できるのが楽しみで、応援コメントも寄せさせていただいた。

Twitterのノベルバーというイベントに参加なさっているとのことなので、11月中に続きが読めるのだろう。

カクヨムにいるとさまざまなことがあるけども、ヨムヨムは今後ともつづけたいと思っている。