【5分で読書】新たに評価とコメントをいただきました

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kakuyomu.jp

 

5分で読書コンテストに応募している「望月すみれに近寄ってはいけない」に新たにコメントをいただきました。

 

樹 亜希 (いつき あき)

私も今書いている作品は見える、
お話なので不思議と波長が合いました。
百合展開なのは、さほど気にはなりませんでした。
亡くなったお姉さんに
気持ちがあるのですね。
そこが肝になっているのでしょうが、
日常の中でもしかして,こういうことがないとは
言い切れないところは落とし所かも知れないですね。 

 

 

 百合について

正直なところ、百合という設定がネックになるのではないかという気がしていて、今回は厳しいだろうなという漠然とした不安があったのですが、「さほど気にはならない」と受け止めていただけてほっとしています。

 

百合というジャンルは最近盛んになってきているものの、私は(自分自身が医師公認でそういう側面を持っていることも含めて)百合というジャンルをそう気安く書いていいものなのかということや、それを作品として公表することが、ある種の社会的な逆風に向かうことになるのではないかという不安を感じていました。

 

一時期は創作BL作品を書いたりもしていたのですが、最近はもっぱらNL(男女の恋愛)を書いています。

それはひとえに読者の間口を広く取っておいた方がいいだろうと判断してのことでしたが、やはりどうしてもここで百合を書かざるを得ないという気持ちが高まったので、今回書くに至りました。

その経緯はこちらの記事にも書きました。

aniron.hatenablog.com

いわば必然性に駆られてはじめて表現することができるということなのだと思います。

私は百合にユートピア的恋愛を求めていなくて、百合だから描ける愛憎があると肌で感じたから書くに至ったのです。

 

とはいえ今後は百合一本で書いていくというつもりは全くないので、やはり今後もメインはNLに据えると思いますが、いずれまた機運が高まれば百合を書こうかなと思っています。

 

 

実話ベースのお話であることについて

これは伏せておいた方がいいのかなと感じていたので、あまり語らずにいたのですが、コメントのご指摘の通り、これは私自身の抱いていた幻想を形を変形させて小説として昇華したものです。

私には亡き兄がいるのではないかという幻想を抱いていた時期があって、それはのちに私の初恋の人であった従兄だったということに気づくのですが、しばらくの間は母が流産したことを隠しているのではないかと、半ば本気で信じていたのでした。

初恋というものはなかなか恐ろしいですね。

 

まだ物心もついていなかった頃の恋なので、今となっては従兄ともぱったり連絡を取らなくなってしまいましたが、当時は「従兄の通っていた英会話教室に私も通う!」と云い出して、実際に通うほど恋心を抱いていたらしく、母に「近すぎるからだめ」と云われても何のことか分からないぐらい幼かったのでした。

ちなみに従兄は身長180超のイケメンに成長しました。今はコンサルとしてバリバリ働いているようで、未だにかっこいいです。

 

そういう亡き兄の幻想は、藤原月彦に感化されて、俳句として表現することが多かったのですが、このたび亡き姉となって小説で日の目を見ることになりました。

私自身が妹を持つ長女であることもあって、姉というのはあまりロマンがないなぁと感じていたのですが、姉妹百合の聖典『ずっとお城で暮らしている』を強く意識したというのも大きな要因のひとつです。

主人公が信頼できない語り手であるのは、この作品からヒントを得ています。

結果的にそれが良い効果をもたらしているのかどうかについては、読者の皆様のご判断にゆだねたいところですが、ひとまず今書けるだけのことは書いたかなと感じています。

 

それからこちらは未読なのですが、姉飼いというホラー小説のタイトルとあらすじを見て、兄よりも姉の方がホラーとの親和性が高いのだろうなと感じたことも、決め手のひとつになりました。

姉飼 (角川ホラー文庫)

姉飼 (角川ホラー文庫)

 

 いずれはこちらの小説も買って読むつもりです。

姉という存在は自分自身のこととして描けるという強みがあるので、いずれまた機会があれば姉妹百合を書いてみたいなと思っています。

今回は字数制限が6000字という厳しい尺だったので、余裕があればその倍程度の尺を取って、リライトを含めて検討したいと考えています。

 

 

追記

実話といえば、「霊感ありそう」と云われたのも実話です。

大学図書館のアルバイトをしていた頃に職場の先輩に云われました。

以前この作品に

「幽霊が見えることへの恐怖」が「幽霊が見えると知られることへの恐怖」へと発展していくのが面白い。

とレビューをいただいた時に、この時の体験が生きているのだろうなと思ったのを今さらのように思い出しました。

「人に霊感ありそう」と云われると、それなりに凹みます。