昨年から「私」物語化計画の実践コースに参加しています。
プライベートなオンラインサロンなので、詳しいことはあまり書きませんが、ちょうど今回扱われていたテーマがホラーなので、この機会に考えてみようかなと。
私はこれまで序破急の展開で物語を書くことが多くて、特に序がいつまでもつづけばいいのいなぁと思いながら書いてきました。
私の書く序はたいてい重苦しい閉塞感に満ちていて、そこを破で打開し、急で収めていくというのがこれまでの手法でした。
でも本音を云えば、あくまでも重きを置きたいのは序の雰囲気で、これを物語の最後まで引っ張り続けられればいいのにと何度思ったか分かりません。
そういう点で、今回の「トーンを一定に保つことがホラーにとって重要」という先生のご指摘は、自分自身がホラーにいくらかは向いている証左だと感じました。
ただ、そこにも何らかの展開が必要で、これまでは救済の方に向かっていくという展開が主だったのですが、宇佐見まこと『るんびにの子供』を読んでいると、メリーバッドエンドとも取れる展開があって、もっとホラーにおける物語の起伏の付け方を学びたいと感じました。
『るんびにの子供』と、ホラーの力点についてはこちらに考察をまとめています。
今回の講義でそのヒントの一部が垣間見えたので、そうして学んだことを今後作品に反映させていければと思います。
さらにホラーを読まねばいけないという思いもあるのですが、ここのところ体調を崩していることもあって、なかなか読めずにいます。
今は『皆川博子作品精華 伝奇時代小説編』を少しずつ読み進めているところです。
今後はさらに読みたい本もありますし、積んでいる本もまだまだたくさんあります。
今日は角川キャンペーンで入手した図書カードで購入した、シャーリィ・ジャクスン『なんでもない一日』『処刑人』が届きました。
合田ノブヨさんの表紙が相変わらず美しいです。
体調が整わないこともあり、なかなか気持ちにゆとりがなくて、読書に時間を割けずにいますが、筋トレと思ってできるだけ本を読む時間を作っていきたいです。