「5分で読書」短編小説コンテストに応募予定の「楽園の子供たち」の初稿が完成しました。
はじめに想定していたプロットをやや端折る形になってしまいましたが、5088字/6000字なので、まあ初稿としてはこんなものかなと思います。
内容としては姉妹百合で、胎児のまま亡くなった姉の姿を幻視する女子高生の妹の話です。
イメージとして終始つきまとっていたのがserial experiments lainで、観たのがちょうど女子高生の頃だったこともあって、非常に強いインパクトを受けました。
そういう影響がこの作品にもにじみ出ているといいなぁと感じています。
またホラー小説というジャンル設定なので、「私」物語化計画で学んだことを織り込みつつ、ホラーに寄せた内容になりました。
「私」物語化計画の前段階として参加した #山川小説 で学んだことも活かせたかなと、少し手ごたえを感じています。
これからさらにブラッシュアップをしたり、文章を「解凍」する作業をしなければならないので、なんとか〆切までに間に合わせられればと思っています。
とにかく改稿に時間を費やしたいので、できる限り時間をかけて磨いていくつもりです。
今回の収穫としては、ホラー小説の型にできるだけ寄せて物語を構築できたこと。
それから土台となる人間関係にも主眼を置いて、怪異現象だけに留まらない小説としての骨組みをある程度作ることができたことだと思います。
このふたつがあれば、ホラー小説としては成立しているのかなという客観的な評価ができます。
とはいえ、やはり5000字という尺ではいささか足りなかったのはたしかです。
これは以前にも書きましたが、できれば倍ぐらいの尺が欲しかったなと。
コンテストの趣旨に対して、作品のテーマ自体がわりと重めなので、その6000字という尺に合ったテーマを選べなかったというのはちょっと考えなくてはならないのですが、もしも落選したらリライトも考えようかなと思っています。
彼女たちとはもう少し時間をかけて付き合ってもいいのかなと。
また今回初めて女子高生の物語を書いてみて、まだまだ至らないと感じる部分も多々あったので、それは今後の課題としたいと思います。
最後に作品のイメージプレイリストを再掲して締めくくりたいと思います。
コインロッカーベイビーズ/アーバンギャルド
Kill EVERYBODY/SKRILLEX
Euphoria/MASAYOSHI IIMORI
Ghost of a smile/EGOIST
というラインナップになっています。
Kill EVERYBODY→Euphoriaのつなぎがうまくいったので、テクノ好き、サブカル好きの皆様にはぜひご一聴いただきたいです。