いただきもの

Twitterを離れている間に、いろいろとご感想をいただいていたようなので、まとめて紹介させていただきます。

 

山妖記

カクヨムコンテスト5の短編部門に応募して、中間選考を突破した作品です。

和漢折衷妖怪ファンタジー作品で、妖と人間との狭間で主人公が葛藤するという内容です。

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kakuyomu.jp

 

 

 

 

「WEB小説の幅の広さは投稿サイトでも健在だった」と評していただけて、大変うれしいです。

カクヨムは私にとってホームではないと常々感じてきましたが、それでも中間選考を突破できたことは大きな自信になりました。

私にとっては大きな一歩を踏み出す勇気を出せた一作だったのかなと感じます。

文章力はこれからもたゆまず磨いていけるよう、励みます。

相変わらず男か女かよくわからない主人公ですが、それならそれでいっそ両性具有にしてしまおうと思ったのがこの作品を書く大きな動機になりました。

夫からは「属性を盛りこみすぎ」と評されましたが……。短編という尺ではちょっと過剰だったかもしれません。

いずれにせよ中性的な男ばかり書いているので、男らしい男というのはなかなか書けないのだろうなと思います。これに関しては全面的に茅田砂胡の影響が大きいですね。

 

魚鱗奇譚

kakuyomu.jp

 

star-bellflower.booth.pm

 

 朗読はいつかどなたかにしていただきたいですね。

私は誤字を見つけるために、自作の詩は朗読してチェックするようにしているのですが、なにせ滑舌が悪いのですぐに噛んでしまいます。

お上手な方が読むともうちょっと様になるのだろうなぁといつも感じています。

 

この絵師は中性的な容姿に描きたかったので、艶っぽく仕上げました。

他の作品だと、「墨絵の猫」の浪人などもそうですね。

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正体がよくわからないけれども妖艶な人物というのに心惹かれてしまいます。

時代モノとこういう人物はなかなか相性がいいのだろうなと思います。

 

宮部みゆきだとあかんべえの玄の字とか。

あかんべえ(上) (新潮文庫)

あかんべえ(上) (新潮文庫)

 
あかんべえ(下) (新潮文庫)

あかんべえ(下) (新潮文庫)

 

 「の字」という愛称が色っぽくて好きです。もともと遊女が使う表現だったそうで、いつかそういうキャラクターも書いてみたいですね。

kotobank.jp

人名の最初のかなにつけて、その人物を呼ぶのに用いる。近世後期、江戸の遊里などではやった表現。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)三「はの字(ジ)はの字(ジ)、何の咄(はなし)だ」

 

それから妖艶×時代モノというと、なんといっても皆川博子『妖恋』が好きです。

妖恋 PHP文芸文庫

妖恋 PHP文芸文庫

 

もう何度も繰り返し読み返していますが、泉鏡花オマージュと思われる「螢沢」や、なまめかしい少年(ネタバレ回避)が出てくる」十六夜鏡」など、どの作品も優れていて、粒ぞろいな短編集です。

いずれはこういう作品を書きたいと強く思わせる、私にとっては大事な作品です。

それから石川淳『紫苑物語』も名作揃い。

紫苑物語 (講談社文芸文庫)

紫苑物語 (講談社文芸文庫)

  • 作者:石川 淳
  • 発売日: 1989/05/05
  • メディア: 文庫
 

 ある意味この世で一番好きな短編集かもしれません。

なにせ「修羅」の胡摩が美しい。徹底的に洗練された石川淳の美学とダンディズムを感じます。

などなど、これまであまり縁がないと思っていた歴史物・時代物も、実は自分自身の血肉となって取り込まれていたのだなということを改めて実感できました。

 

 

Twitterからは離れてしまいましたが、こうして感想をいただけるのは本当にありがたいです。

今後とも執筆活動に励めるように、日々努力してまいります。