夢と折り合いをつけること

例年通りと云えば例年通りなのですが、今年も夏の不調に見舞われています。

心身ともに疲れ切っていて、食欲もなく、気力もなく、日々なんとかやり過ごそうとするのですが、なにせ毎日何かしらの不調に見舞われているので、その元気も根こそぎ奪われていきます。

私の持病はいくつかあって、いずれも心因性が原因のものですが、それらの不調が一気に押し寄せてきていて、どうにもならない状況です。

強いて云えば、効き目の強い向精神薬を服用しなければならない持病の発作が出ていないことは不幸中の幸いですが、それでも朝から晩まで一分の隙もなく体調が悪いと、さすがにめげます。

うつに、医師もさじを投げた低血圧由来の不調、婦人科系フィジカルの不調、自律神経の不調、じんましんに肋間神経痛、おなかの不調、それから体の軽度のケガに、コロナ禍で受診できずに悪化した虫歯と、まるで全身が病巣になったような心持ちになります。身を起こしているだけでどこかしらが痛みを訴えかけてきます。

心療内科を電話で再受診しても主治医から一言、「涼しくなるまで、あきらめてください」とのこと。

 

その「あきらめる」ということを素直に受け入れがたく感じていました。

新人賞に投稿するための小説の下準備にとりかかったばかりの段階でこの大きな不調に見舞われてしまったので、なかなか進められずにいますし、それどころか日常生活にも大いに支障をきたしています。この一ヶ月で作ってきたルーティンは足元から崩れ去りました。夫にも生活の面で不便を強いてしまっています。

そういう自分が情けなく、さすがに心が折れそうになります。暮らしを整えることもできず、ましてや創作に向かえるだけの気力体力はどこにもありません。

それでもあきらめたくない。でも体も心もついていけない。

このままだと気持ちばかりが焦ったりあがいたりしてしまって、ますます体調は悪化の一途を辿るだろうなと感じます。

 

病気とはこれまでわりと折り合いをつけてやってきたつもりです。

年中不調を抱えているので、ひとりで電車に乗って遠出したり、人出の多い街に出かけたりすることはコロナ禍の前からあきらめていましたし、コロナ禍以降は最寄り駅圏内から出ないミニマムな暮らしをしています。

おおよそ20代の女性が経験することの半分も経験できていないだろうなと感じます。定職に就いて働くことも、数々のアルバイトも、体調が原因であきらめざるを得ませんでした。結婚はできましたが、服薬もしており、子どもを産めるだけの体力はどこにもありません。

これ以上何をあきらめろと、と云いたくもなりますが、作家になることも、やはりあきらめなければならないかもしれません。

 

今すぐ急に決めなければならないというものではないのですが、自分の事情に沿った身の処し方も考えておかないと、今後も夢そのものに追い詰められることになりかねないというのが実情です。

年中不調に見舞われているので、この問題は今遠ざけておいたとしても、いずれは決めなければならない時が来ます。来年もきっと不調は続きますし、その先も元気になるという未来はまったく描けません。

新人賞に応募した上で能力不足で作家デビューをあきらめる手前で、体調の問題であきらめなければならないのは本当につらいですが、今はしょうがないと思います。

もし仮にデビューできたとしても、今度はプロとしてのプレッシャーに押しつぶされることも目に見えています。おそらく私には耐えられるだけの気力がないでしょう。

いずれにせよ今は限界です。

 

趣味で小説を書く元気も、創作に励む余地も今はまったくない状態なので、SNSなどの再開も今後どうするか考えつつ、なんとか涼しくなるまで生き延びたいと思います。