SNS断食をして魔の六週間目を迎えようとしています。
夫からはそんなに寂しいんだったらTwitterを再開したら? と云われて、『指輪物語』のガンダルフにのっとって「私を誘惑するんじゃない……!」と反論したものの、あやうく覗いてしまいたくなる自分がいて、現代の「力の指輪」はSNSなのではないかと私は思います。それだけ磁場が強い。
その磁場に抗うためにも、新しいことにチャレンジしたくなりました。
手っ取り早く云うと、長編を書こうと思います。
『ヴァニタスの系譜』は構想は最後まで練っているのですが、ちょっとあのテンションに今の自分を持っていくのは危険を伴うのと、先日夫がプレイするゼルダの伝説ブレスオブザワイルドと、私が幼少期から大好きだったロードオブザリングを観て、すっかりファンタジー熱が高まっています。
また、振り返ってみてもカクヨムコンテスト5で山妖記が最終候補まで残ったのはやはり大きなことだったなと実感しています。
自分の力で得たものは、やはり大きな自信になりますね。
もっと実力を磨くためにも、ぜひとも励んでいきたいと思います。
今は林望訳源氏物語を読んでいて、これはこれで履修せねばならないので完走を目指したいのですが、それと同時に、そろそろ大学で専攻していた記紀神話を物語の形にできそうかなという考えに至りました。
学生時代は院進するつもりだったので、完全に研究対象としてしか見ていられなくて、物語という脚色を加えることに大きな抵抗感がありました。
それでも卒業から五年経って、研究の道も断たれたので、そろそろ自分のオリジナリティを盛り込んでもいいのかなと。
今のところ考えているのは、石川淳『新釈古事記』も採録している「ヤマタノヲロチ」の逸話と「ヤマトタケル」の伝説を換骨奪胎した物語です。
ベタですが、あれぐらい物語の展開がしっかり構築されているエピソードを採った方が、オリジナリティを付け加えてもまず崩れることはないだろうなと思います。
古事記を学ぶならまずは三浦佑之『口語訳古事記』がおすすめですが、面白いエピソードだけを読みたいという方には石川淳の『新釈古事記』はうってつけです。
今回は研究目的ではないので、これをベースに物語を構築していく予定です。
参考にすべき本は挙げるとキリがないのですが、ひとまず記紀神話はもちろんのこと、平安時代関係のことも調べなくてはならないので、それ相応の時間がかかりそうです。
ひとまず積んでいるのだとこの辺り。
三浦先生の近刊も気になるところ。
柳田も読まねば……。
こちらは再読したい本。
SNS断食のおかげでインプット量が飛躍的に伸びていて、下半期に入ってからすでに45冊の本を読んでいるので、このペースでいけばそれなりに読めるかと思います。
やはりSNSはできるだけ遠ざけておかねばなという意識を新たにして、気を引き締めて旅の支度をしたいと思います。
別のブログを運営していて、アウトプットの質はインプットの質量に比例することを痛感したので、とにかく読んで読んで読みまくります。
下半期の目標は50冊→100冊に伸ばしましたが、これもすぐに達成できそうなので、次は150冊に伸ばしてもいいかなと。
とにかく毎日何かしら読むことを心がけたいと思っています。