はじめに
枝葉の部分はともかく、本書で何度も指摘されていたのは、
- ネット断ち(佐藤氏は一日四時間)をして、インプットをする時間を確保すること
- ネット断ちをして、インターネットサーフィンの誘惑を遠ざけ、インプットは基本的に紙媒体を中心とすること
でした。
2016年の本ですが、すでに「エリート層でデジタルデトックスがはやるだろう」ということが指摘されており、改めてその先見性に驚かされます。
『デジタル・ミニマリスト』が刊行される前に、インプットの具体的なメソッドを提示したという点で優れた本だと感じました。
私がデジタルデトックスに関して実践していることは別垢のブログにまとめています。
この記事では具体的に活用しているものをご紹介していきます。
amazon prime reading
主に雑誌を読んだり、自己啓発本を読んだりしています。
kindleも利用して、有料の本も読みます。
実用書がメインで
といった本が多いです。
中には積んでいる本もありますが、手元にいくつか軽めの本が常備されていると、物語にすっと入っていけない気分の時にも手軽に読むことができるので、読書人にはおすすめです。
今のところkindle unlimitedに加入する予定はありませんが、楽天経済圏に引っ越したこともあり、amazon prime 会員は来年一月までで延長はしない予定なので、場合によっては考えても良いかなと思っています。
『僕らが毎日〜』のようにdマガジンに登録するという手もありますが、雑誌よりも自己啓発本や健康本を読むことが多いことを考えると、kindle unlimitedの方が現実的かもしれません。
iPadではLINEのアプリを入れず、ネット検索をまったくしないようにしているので、集中して電子書籍を読むことができます。
一時期はkindleの公式リーダーを使っていましたが、あまりにも使い勝手が悪かったので、iPadに絞ることにしました。
メリット
本はネットよりも質量ともに勝っている
軽い読み物でも、ネットで情報を得るよりも質量ともに充実した内容が多く、むざむざインターネットに時間を費やすよりもコスパがいいです。
時間=お金に等しいリソースだと捉えれば、本を買う方が時間を浪費せずに済みます。
『僕らが毎日〜』でも書かれているように、校閲と編集の力は侮れません。
インターネットだとどうしても情報が玉石混淆になってしまうので、時間の費用対効果が少なくなってしまいます。
メンタルへのうれしい効果
また軽めの本でも読むとメンタルへのポジティブな効果を得られます。
一冊読み切ったときの充実感はネットの情報では得られないものですし、実際に六分間読書をするだけでストレスは軽減されるという研究もあります。
また軽い読み物や実用書はメンタルの調子の如何に関わらず読みやすいというメリットもあります。
インターネットで時間を無為に費やすよりも、メンタルの安定に少なからず良い影響を与えてくれるのです。
電子書籍で買うことのメリット
メリットとしては
- 紙の本でわざわざ買わなくてもいい内容の本も気軽に持っておける
- どうしても手元に欲しい本は紙の本で、そうでもない本は電子書籍でという選択肢が生まれる
- 本棚が圧迫されない
- 紙の本と比べて手軽に読める
- ものによっては中古価格よりも安い場合がある
- 新品の紙の本よりも安い
- スクリーンショットで保存可能
ということが挙げられます。
たとえばセルフケアの道具箱は発売前から気になっていたのですが、紙の本だと品切れになっていたり、価格が高くなっていたりしたので電子書籍で買いました。
読んでみて、この本は電子書籍で充分だったなと感じています。
本を読んで得られたことを元に、自分自身が実践していることをまとめた記事がこちらです。
デメリット
デメリットとしては、
- 人と共有できないこと
- 小説などは不向きな場合が多い
- 積んでしまうとなかなか読まない
- 中古価格と比べると高い本が多い
ことが挙げられます。
私の場合は夫も読書好きなので、夫に話して「俺も気になる」と云われた本は紙で買います。
上に載せた『デジタルミニマリスト』もそうですし、最近だとこちらの本も該当します。
人と貸し借りができないというのは大きなデメリットだなと感じています。
また積んでしまったまままったく読んでいない文芸書も何冊もあります。
紙の本に比べて、電子書籍は積んでいることを忘れてしまいがちなので、どんどんそうした本が溜まってしまうというストレスは少なからずあるかもしれません。
また中古価格よりも高い場合は私は迷わず中古で本を買っています。
何を電子書籍で買うべきか
私の場合は
- 紙で持っておかなくても良いが手元に置いておきたいもの
- 欲しい本で中古価格より安いもの
- すぐに読みたいもの
が挙げられます。
多くの場合これに該当するのが実用書です。
電子書籍と紙の本をうまく使い分けることで、本棚を理想的な状態に保つこともできますし、今後とも電子書籍をうまく利用して、インプットの質を高めていきたいと思います。