今週のお題「雪」
南国育ちなので、雪にはあこがれがあります。
その思いを形にした自作の詩をいくつかご紹介します。
こちらは李白の詩に影響を受けて書きました。最近はこういう中華風の詩からは遠ざかりつつあるので、また原点回帰ということで漢詩の勉強も続けて行きたいですね。
もともとは「杜子春」にまつわる論文を読んでいて、そこから芋づる式にたどり着いたのでした。
こういう勉強は本当に大事だなと痛感しています……最近は娯楽で本を読むことが多いので自分にむち打って励まねば。
こちらは最近公開したばかりの詩です。雪女へのフェティシズムは確実に自分の中にあって、それはおそらく鏡花の「陽炎座」から来ていると思うんですが、地獄で泣いている雪女がいじらしくて愛おしくて……鈴木清順の「陽炎座」にもそういう一場面が出てきますね。一昨年前に久しぶりにスクリーンで観たのですが、やっぱり一番好きな邦画だなぁと実感したのでした。
ちなみに昨年頒布した処女詩集『挽歌-elegy-』にも雪女の詩を収録しています。
こちらは5/6の文フリ東京にて再頒布する予定でおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
試し読みはこちらから。