先月の文フリ東京で頒布した『かもめソング』が完売しました。
イベントではなかなか手にとっていただけなくて、30部は刷りすぎたかなぁと危惧していたのですが、折しもBOOTH Festivalと時期が重なったこともあって、BOOTHでの売り上げが伸びたようです。
あとはだいたい関係者で捌けてしまったので、今後はもう少し知名度を上げられるといいなと思います。
ちなみに再販の予定は今のところありません。
私の個人詩集『挽歌-elegy-』はまだ通販受付中です。
A5・20頁・400円になります。
こちらはイベントの方が捌けたなという印象なので、やはり手に取っていただくためにも、装丁にこだわるのは大事なのだなぁと感じました。
遊び紙のトレーシングペーパーが気に入ったので、今後本を作るときもまた使ってみたいです。
サークルとして初参加ということもあって、色々と勉強になりました。
◇Twitter300字SS
「月蝕譚」
@Tw300ss #Twitter300字SS
— 嘉村詩穂(雨伽詩音)@通販受付中 (@poesy_rain) 2018年6月2日
参加させていただきます。
お題「空」
タイトル:月蝕譚
ジャンル:オリジナル
作品リンク: https://t.co/kIZXx6JKg4 pic.twitter.com/sFIULSoCWq
空というお題で参加させていただきました。
私にしては珍しく現代っぽい仕様になっております。
蔵書票って憧れの存在なんですよね。鎌倉に行ったときにギャラリー青騎士という画廊に立ち寄ったのですが、そこでアルフォンス・イノウエの作品を初めて生で見て感無量でした。
ちなみにこの作品の蔵書票は伊豫田晃一さんの作品のイメージです。
◇かもめソング
「ユダの赤いろうそく」
担当週ということで、珍しく掌編を書きました。
こちらも現代モノですが、西洋の方に寄せようと思わずカトリック寄りになりますね。
ちょうど今北原白秋の邪宗門を読んでいるところで、まだまだ修行が足りないなぁと感じました。
ちなみにこのふたりの最後は読者の方々の想像にお任せしますが、この神父さまは少年の傀儡となって生きてゆくのだろうなと思います。
いっこさんから感想をいただいて、ラストの一文が結構気に入っているので、評価していただいてうれしかったです。
奇しくもどちらの作品も笑う/笑わないという〆で終わっていますが、私自身はあまり喜劇というのが好きではないので、笑うという行為はある意味ホラーでグロテスクだなぁと感じています。
ちょっとホラーチックな雰囲気を醸し出したくて、こういうオチになりました。