◇エッセイ「エコール」
引っ越しもあってしばらく更新が滞ってしまいましたが、久しぶりの告知です。
かもめソングにエッセイを載せました。
タイトルは云わずもがな、ルシール・アザリロヴィック監督の作品「エコール」です。
高校時代から何度も繰り返し観ている一作なのですが、我が身を振り返ってみて、高校時代と重なるところがある気がしたので、こうしてエッセイに仕立ててみました。
女子校のミッションスクールというわりと特殊な環境にいたので、ネタにしやすいというのもあったのですが。
以前にも高校時代のことはエッセイに書きました。
当時の恩師に多大な影響を受けて今があることは間違いありませんし、悲喜こもごもが入り混じった、たいへん濃い少女時代を送ってきたなぁと感じます。
◇詩「青磁の爪」
そして久しぶりに紫水宮も更新しました。
仙人の詩なんですが、彼からは「ワガママ王子さまのお話だね」と評してもらいました。
仙人が人間とは違う倫理観や価値観で生きている、というのがものすごく性癖に突き刺さってしまうのです。「人間の善悪という物差しでは測りきれないところに存在している」、神にも等しい存在として仙人を描きたかったのでした。
その原因はだいたい唐代伝奇の「杜子春」から来てるんですが、芥川の「杜子春」のマイルドな仙人と違って、原作の仙人は容赦ありません。
文芸ラジオ一号にも寄稿した拙作「翡翠譚」にも通じるモチーフですね。
繰り返し同じモチーフを描くというのはちょっと抵抗があるのですが、今回これを書こうと思ったのは、あるお人形に心惹かれたからなのでした。
【お知らせ】AngellStudio人気シリーズ「山海経」の最新作が登場しました!
— DOLK (@DOLKSTATION) April 20, 2018
端正な顔立ちに筋肉質なボディで美しい姿を楽しめます。
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もうまさしく私の理想とする仙人の姿そのもので、財力があればお迎えしたいところですが、あいにくと懐具合が寂しいので叶わず、せめてもとこの詩を書いたのでした。
人形フェチは今にはじまったことではなく、学生時代はアングラサブカル画廊に通い詰めたものですが、最近はご無沙汰になっています。
あの頃のバイタリティと行動力が欲しい今日この頃です。