先週、かもめソングに「或楽師の書簡」という詩を載せました。
新作が公開されました。雨伽詩音「或楽師の書簡」(詩) https://t.co/hLkcjCI9o3或楽師の書簡
— 文芸同人サークル・かもめ (@kamome_song) June 3, 2017
太宰の魚服記と、最近ドハマりしている中国の琵琶奏者、俊豪という人の琵琶の音からインスピレーションをもらって書きました。
書いている間は「またいつもと変わらないものを書いてしまった……」とだいぶ落ち込んでいたんですが、かもめメンバーからうれしい言葉をもらいました。
いっこさんからは
「月夜や琵琶の音などの幻想的な表現に癒やされつつ、人ならざるものでありながら人間に対する感情は穏やかで優しげでもあり、爽やかな気持ちになりました。雨伽さんの書かれる詩は、ただ風景描写が美しいだけでなく、人や文化や自然への優しい眼差しが感じられるのがすごく好き!」
と感想をいただき、竹雀氏からは
「高潔な口調で独白する鯉というのがなんだか可愛らしかった。(太宰の)魚服記に加えて(中島敦の)山月記を思い出した。中国的高士は不遇であるに限るね」
と評してもらいました。
好意的に受け取ってもらえてよかったなあと感じています。いつもより、いろんな方に拡散していただけたのもうれしかったです。
もっともっと抽斗を増やして、これからも邁進していこうと思います。
ちなみに俊豪の琵琶の音色はこちら。
現代風にアレンジされていながらも、どこかいにしえの時の流れを感じさせるメロディが心地よくてハマってしまいました。
CDが欲しいところですが、クイックチャイナに行っても中国Amazonに行っても見当たらず……。
彼の個人サイトもチェックしたものの、おつうはんの慈悲はないようでした。
中国音楽については、またいずれまとめて記事にしたいと思っています。
ところで、Twitterで面白いタグがあったので、思わず便乗してしまいました。
#よく飲む飲み物から自分の作風っぽいのを選んでもらう というものです。
面白そうなので便乗してみます。#よく飲む飲み物から自分の作風っぽいのを選んでもらう
— 嘉村詩穂(雨伽詩音) (@poesy_rain) June 6, 2017
あまりTwitterで頻繁に交流するタイプではないので、タグに参加するのは不得手だったんですが、ありがたいことに投票していただきました。
結果は、中国茶がぶっちぎりでトップになりました。
中国茶、としたのは、烏龍茶だけでなくプアール茶とか工芸茶も含めたかったからなんですが、中国茶は私にとって特別な茶種なので、こうして選んでいただけてうれしかったです。
東方美人茶のように香り高い文章を書いていけたらいいなと思います。