■神保町古本まつりにて
神保町古本まつりの戦利品。『雲烟の国』(東方書店ブースにて購入)と『日本の音』は彼の手持ちの本とかぶってたらしく、気が合うねと云われました。『中国社会風俗史』は前から欲しかったので入手できて僥倖。田村書店は心強い味方です。 pic.twitter.com/zJT6yQRz87
— 嘉村詩穂(雨伽詩音) (@poesy_rain) 2016年10月30日
神保町古本まつりでは澤口書店の1000円以上で20%割引セールに全力で釣られてきました。
混み合った店内で前衛で本を物色している彼に「幸田露伴を読みたいんだけどそこにある? おすすめの取ってくれないかな?」と声をかけたら、差し出されたのは『連環記』でした。
こういう連携プレーができる相手がいるというのはありがたいものです。
同じく澤口書店で購入した本の著者である中野美代子さんは、ポスト澁澤龍彦とも呼ばれているそうで、まだ未読ではありますが期待大です。
実は昨年の神保町古本まつりでも彼女の『中国の青い鳥』を買ったまま、未だに積んでいるのでした。
さらに今回ははじめて東方書店のブースに立ち寄りました。
『雲烟の国』は200円とお手頃価格だったので即決で購入。
東方書店はひとたび足を踏み入れると目の毒すぎるので、この頃は足が伸びずにいたのですが、店内を覗いてみても曹植の詩集や『陸士衡文集校注』がどーんと置かれていて
……やっぱり目の毒なのでした。
こうして戦利品を並べてみると、中国関連の書籍ばかりになっていましたが、もうこれはいつものことなので仕様がないですね……。
当座必要な資料が皆無なので、いい加減にまじめに資料を集めねば……。
■ブックオフにて
ブックオフの100円コーナーにて。『銀河鉄道の夜』はこれで三冊目でした。 pic.twitter.com/eMceJoHyN1
— 嘉村詩穂(雨伽詩音) (@poesy_rain) 2016年11月4日
はい、文アルに触発されました。
文アルはもろもろ言いたいこともあるのですが、ハマるはずもなかったのにうっかり高村光太郎にハマってしまい、なんだかんだでプレイを続けています。
文豪は史実で腐萌えするタイプが地雷なので、ひとりでひっそりと……。
(キャラゲーとして二次元の範囲で腐萌えするのはいいんですが)
音楽が耳に心地がいいので、特に潜書もせずにぼんやりしているだけの方が多いです。
文アルについてはまたそのうち記事でも書くかもしれません。
まあ元々荷風の『濹東綺譚』は彼に勧められていたこともあって、前から欲しかった一冊でしたし、志賀直哉は読書会のテキストになりそうです。
それと『銀河鉄道の夜』は三冊目だと思っていたのですが、どうやら四冊目だったようです。
去年の誕生日にKAGAYAさんのプラネタリウム「銀河鉄道の夜」を鑑賞して、その四日後のクリスマスプレゼントに彼から清川あさみさんの絵本『銀河鉄道の夜』を贈ってもらったのでした。
それからというものの今年の夏に新潮文庫の100冊フェアのプレミアムカバーと、角川文庫の特別カバーのものを手に入れたのです。
カバーが寒色系で統一されているのが気持ちいいので、今後も気に入ったデザインがあれば集めるかもしれません。
『応天の門』6巻買ってきました。 pic.twitter.com/MbyJtgAG8b
— 嘉村詩穂(雨伽詩音) (@poesy_rain) November 9, 2016
一巻から追いかけてきたんですが、今回はなんと文香のシールつき。なんとも雅だなぁとうれしくなりました。香りは沈香っぽい匂いがしました。
物語の展開としては後半が肝になってくるんですが、今回はなんといっても寧さまが……。
女装の宦官とかツボすぎてどうしてくれる……となりました。
『応天の門』はちょくちょく唐のネタを挟んでくれるので、日本古代史専攻の身としてはよろこばしい限りです。
後半で庭をテーマにしていたのもよかったなぁ。さすがにブレーンがしっかりしているだけあって、モチーフを丁寧に描いているなぁと毎回感心しています。