近況報告
■かもめソング
先週が担当週だったので、散文詩「或神話研究者の最期」を載せました。
かもめメンバーから「妖しげで耽美」「オリエンタルな妖気を感じる」とうれしい感想をいただいたので、お読みいただければさいわいです。
またこの詩を読んでもらってタニス・リーを勧めてもらったので、近いうちに読みたいなぁと思っています。
メンバーとの交流から新たな本との出逢いが生まれるのは、サークルを主宰している人間としては本当に喜ばしいです。
かもめメンバーとは、去る11/5に銀座ウエストの青山ガーデンにて「かもめのお茶会 #2」を催してきました。
ロイヤルミルクティーとくるみをふんだんに使ったケーキ、たいへん美味しゅうございました。
店内の雰囲気も落ち着いていて、ちょうどお天気のいい日だったので気持ちが良かったです。
内容もメンバーそれぞれが近況を報告したり、ほんの少し文学トークしたりと、終始ゆるゆる進行の会となり、楽しかったです。
次回集まるのは年明けになりそうです。
企画を立てるのも楽しみのひとつなので、率先してメンバーを引きずり回しております。
■紫水宮
散文詩「失寵の美姫」
二編更新しましたが、いかんせん閑古鳥が鳴いている状態なので、詩を公開する場所を探しています。
先月pixiv文芸なるものがリリースされたとのことなので、近日中にそちらにも移植する予定でいます。
小説のWEB公開はいずれまた機会がありましたら……。
最近Twitterのフォロワーさんの創作小説同人誌を読む機会が多くて、いろいろと刺激をいただいております。
先日は唐橋史さんの『出雲残照』を拝読しました。
唐橋史さん(@FuhitoFumikura)さんの『出雲残照』拝読しました。記紀神話好きにはたまらない、ヤマトと出雲をめぐる物語。ヤマトタケル伝説に根ざしたヤマトタケル像に胸がきゅんとしましたが、それにも増して張旦から見たイズモタケルのぐう聖然としたキャラ造形がツボでした……!
— 嘉村詩穂(雨伽詩音) (@poesy_rain) 2016年11月6日
@poesy_rain などと書くと萌えに傾いた感想になってしまいましたが、神話のリノベーションの新たな形を見いだせた気がします。張旦の一人称視点で描かれているので「物語ること」を意識した古事記の再解釈としてとても良かったなあと感じました。
— 嘉村詩穂(雨伽詩音) (@poesy_rain) 2016年11月6日
だいぶ趣味に偏った感想になりましたが、神話のリノベーションをあれこれ模索している身としては良い勉強になりました。
これからのご活躍も楽しみにしております。