読書日記
オリンピック反対を声高に叫んでいたTwitterが、あっという間に開会式の一件で手のひらを返したことに対して、深い失望と幻滅を感じ、ほとんどTLを観なくなった。 そのこととはこちらの記事に書いたから繰り返さないけれど、それにしても一体私は何を信じれ…
徹夜をして、朝5時ごろ眠って13時ごろ起きた。 メンタル・フィジカルともに体調不良がつづいて、そろそろ限界が近い。 限界が近いギリギリの状況で上半期を過ごしてきて、下半期もこうして死にかけながら過ごすのだろう。今から気が重い。 毎日毎日生きるの…
眠れるわけないよね。散々な一日だったものね。 PTSDの記事が思いのほか人目につくようだったのでいったん下げました。 間違ったことは書いていないと思っているけれど、そう大声で触れ回りたいわけではないのです。Twitter経由だと、どうしても公募とか不幸…
図書館で予約していた赤尾兜子全句集を借りてきた。 『稚年記』『蛇』のみ読了。特に『稚年記』の「雪影裡」がとても好みだった。 ものなべて枯るゝ月夜を逝くべきか凍て昏れぬ貝に思ひ出つきねども靈菊に夜半の光塵(ひかり)の鱗の如白藤やその一房に虻澄…
Twitterでフォロワーさんが私の記事を参考にして、アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』を手に取ってくださったと聞き、大変光栄に思った。 evie-11.hatenablog.com 私も『草地は緑に輝いて』を読み止しのままにしていたので、ふたたび手に取って読み終え…
藤原龍一郎『赤尾兜子の百句』が届いた。 赤尾兜子の名については、鷲巣繁男の句集『石胎』のあとがきにその名があって知った。 また藤原龍一郎に関しては、以前に藤原月彦として句集を出しており、その影響を多分に受けて私自身も句作をしているため手元に…
プロットを完成させてオンラインサロンのプロ作家の先生宛に送った。 小説からしばらく離れたいと思っていたのだけれど、オンラインサロンの課題としてプロットを送るようにと云われていたのと、やはり小説を書きたいという気持ちの折り合いをなかなかつけら…
持病の悪化とコロナ禍もあり、なかなか都心の画廊や美術館に足を運べない日々を送っている。 できれば足を運んで少しでも支援をしたいのだけれど、なかなか叶わないので、オンラインショップを利用して画集を買い求めている。 松井冬子、スズキエイミ、春川…
歌集 ブックオフオンラインで買った本 DMMブックスで買った本 歌集 amazonアソシエイトでいくらか報酬があったので、図書館で借りて、かねてから手元に欲しかった佐藤弓生『モーヴ色のあめふる』を注文して届きました。 モーヴ色のあめふる (現代歌人シリー…
今週のお題「おうち時間2021」 本棚の組み立て&整理 読書会 読書 アニメ鑑賞 本棚の組み立て&整理 詳細はこちらの記事に書いたけれど、ニトリの回転式本棚を主人と組み立たてて、念願の現代詩歌棚を作った。 詳細はこちらの記事に書いたので重複は避けるが、…
月経困難症で体調が悪い中ではあったけれど、主人が外出に誘ってくれたので最寄りの書店まで足を運んだ。 緊急事態宣言下の今、皆考えることは同じらしく、店内は混み合っていた。 日経Womanの日記・ノートが気になったのだけれど、内容が薄そうだったので買…
『NHKラジオ深夜便 絶望名言』を読んで、小説熱が再燃し、ここのところこの本に沿って近代文学を読んだり、BANANA FISHに感化されて小説を読んでいる。 NHKラジオ深夜便 絶望名言 作者:頭木弘樹,NHK<ラジオ深夜便>制作班 発売日: 2018/12/11 メディア: Ki…
ここ数日ふたたび近代文学に触れる機会があった。 横光利一の「春は馬車に乗って」「花園の思想」は、ここのところ体調を崩していることもあり、病みつかれた春に読み返したい作品で、とても他人事とは思えず涙を誘われた。 bookmeter.com ぼろぼろに泣きな…
先日図書館から借りてきた、『東郷青児 蒼の詩 永遠の乙女たち』と『現代俳句大系 第八巻』を読んだ。 このうち『現代俳句大系』に関しては、かねてから気になっていた永田耕衣『驢鳴集』のみを読んだ。 bookmeter.com 再読。東郷青児の絵に惹かれてやまない…
はじめに 『スマホ脳』の説くデジタル断食×運動の実践 運動の効果 デジタル断食における旧型iPhoneの効用 Twitter→瞬間日記に移行して これからの創作のこと はじめに 書店で新書ランキング1位となっていたアンデシュ・ハンセンの『スマホ脳』を読んだ。 ス…
変化とか、別離とか、そういうものが極端に怖い。 大学生の頃に音信不通になってしまった友人知人は何人かいて、彼ら彼女らのことを思い出すたびに心が痛むし、そうして別離を繰り返しながら人は大人になっていくのだろうと思っていたけれど、30歳になっても…
年始に年間で200冊の本を読むと決めて、1月は20冊を読んだ。 月間で17冊は読むと目標を決めていたので、目標達成で貯金ができたということになる。 なかなか本が読めない月も出てくるかもしれないし、貯金できるうちに貯金はしておいた方がいいだろうと思っ…
ここのところ村上春樹のエッセイが気になっていて、二冊を再読した。 職業としての小説家 (新潮文庫) 作者:春樹, 村上 発売日: 2016/09/28 メディア: 文庫 もう何度目かも分からない再読。ブログの中でたびたび引用することもあり、私にとっては自分の中で血…
虫歯を放置しつづけて数ヶ月、歯茎からも出血するようになってしまい、すわ歯周病かと恐々と歯医者に行ったら「これは虫歯でも歯周病でもなくて、よく磨けていないだけです」と、クリーニングをしてもらって帰宅して、ああ良かったと呆けながら村上春樹『職…
ブックオフで注文していた本が届いた。 先日記事に書いたとおり、ヒューマンドラマを読みたくて、本屋大賞を受賞した作品を順に読んでいこうと思って、めずらしくメジャーな本をたくさん買込んだ。 そんな柄じゃないと突っぱねていた20代が過ぎ去って、30歳…
図書館から借りてきた鷲巣繁男旧句帖『石胎』を読んだ。 Twitterにいると、鑑賞の文脈もどうしてもTwitter寄りになってしまったり、自分が本当に感じたことを共有しづらいという難点がある。 さらには買う本や感想の良し悪しがフォロワーによってジャッジメ…
きっかけは映画の予告編鑑賞会 ヒューマンドラマ小説 SF小説 きっかけは映画の予告編鑑賞会 私は映画を観るのがとても苦手で、なかなかひとりで映画を観られません。 ところが昨日、家で主人と新年会をしていて、主人と「観たい映画の予告編を観よう」という…
「私」物語化計画で紹介されていたのをきっかけに鈴木光司『仄暗い水の底から』を読んだ。 冒頭の三編が特に良い。 中でも「孤島」は幻想小説に近い雰囲気で魅せられた。 また「穴ぐら」はもはやホラーというよりも純文学に近い人間模様が浮き彫りになってい…
かねてから気になっていたカズオ・イシグロの『夜想曲集』を途中まで読んで断念した。 夜想曲集 (ハヤカワepi文庫) 作者:カズオ・イシグロ,土屋 政雄 発売日: 2012/08/01 メディア: Kindle版 どうにも私は大人になりきれていないようで、人生のほろ苦さの味…
詳細は別ブログに譲るのだが、ここのところ病状が思わしくないこともあり、また緊急事態宣言を間近に控えていることもあって、未来への希望をまったく見出せずにいる。 おそらくこの先数年はコロナがつづくだろうし、世界は元通りには戻らない。 昨年の一月…
物語に触れるということを、これまで私は限定的に捉えていて、やはり小説を読まねばはじまらないと思っていたのですが、コロナ禍でなかなか小説を読めなくなってしまい、創作にも行き詰まりを感じていました。 そういう中で久しぶりに物語の持つ面白さという…
主人と飲みの席で「読みたい漫画の話を挙げていく」というゲームになり、私が挙げたものを載せていきたいと思います。 主人は年始のブックオフセールで漫画を買いたいそうで、我が家はひぐらしブームが到来していることもあって、漫画が熱いのです。 宝石の…
上半期はコロナの影響でほとんど本を読めず、下半期に100冊読むと決めていたのですが、達成できたことを確認できました。 とはいえ、30冊ほどは漫画ですし、小説がなかなか読めない一年になりました。 bookmeter.com そうは云いつつ、12月に思い立って大人買…
美しい地獄と思う億年の季節を崩れつづけて月は が一等好きだった。 女性的で、幻想文学を彷彿とさせる、美しい短歌の数々に魅せられた。 耽美なのだけど、余白を感じさせる歌いぶりで、言葉がすうっと心に入って消えてゆくのが心地いい。 横山未来子を思わ…
プロに勧められたものの「ホラーを読みたくない/書きたくない病」を発症して早3ヶ月、体調を崩すほどに悩まされてきたのだが、コミック版『ひぐらしのなく頃に』の解答編の「罪滅し編」まで読んで、やはり私のような脳筋は正面突破するしかないという思いに…