広寒宮

アマチュア作家・雨伽詩音の活動報告その他諸々

【活動報告】2018年創作活動振り返り

5/6 文フリ東京
これがはじめてのイベント出店になりました。大学時代の文芸サークルの同期メンバーと作った「かもめ」での二年間の活動の集大成として、合同誌『かもめソング』と個人処女詩集『挽歌-elegy-』を頒布しました。

 

■『かもめソング』

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御影あや「Augen 生れおちた子』(SF)
いっこ「ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア(現代小説)
竹雀「雀の小心」(エッセイ)
雨伽詩音「翠の鳥」(ファンタジー
というラインナップでした。

実は同人誌を作るのは今回が初めてのことで、いろいろと至らぬ点もあったかと思いますが、経験者の竹雀氏の協力を得て、どうにか頒布にこぎ着けました。
宣伝やブースの設営など、まだまだ勉強不足な感は否めませんでしたが、なんとか無事に完売までたどり着くことができました。
これはひとえにお手に取ってくださった方々のおかげです。本当にありがとうございました。

また佐々木海月さんが感想を寄せてくださったのも、メンバー一同感激いたしました。
海月さんには日々Twitterでお世話になっております。改めましてお礼申し上げます。

ブランペイン彗星の足跡 - 【感想】かもめソング

 

さらに私の書いた「翠の鳥」にはスケザネさんからご丁寧なご感想をいただきまして、今年一番の宝物と云っていいかもしれません。これほどの良き読者に恵まれて、作者冥利に尽きるとはこのことです。『かもめソング』がお手元にある方も、そうでない方もぜひご一読ください。

evie-11.hatenablog.com


最後に私の書いた「翠の鳥」について少し触れておくと、元々この作品を書くに至ったきっかけの自作の詩が二編あったのでした。

http://star-bellflower06.tumblr.com/post/162470086151/月神の子

star-bellflower06.tumblr.com

 

http://kamomesong.tumblr.com/post/157978380371/翠の鳥

kamomesong.tumblr.com

「翠の鳥」を書いたときに、竹雀氏から「これは小説向きだね」と評してもらって、じゃあ小説として仕立て直そうかと思ったのがきっかけでした。また「月神の子」の主人公の境遇は、そのまま「翠の鳥」の主人公・清雪に重なってゆきます。
こうして詩から小説に仕立てていくというのは自分には合っている手法なのかなと思うので、今後ともいろいろとチャレンジしていきたいです。

 

■『挽歌-elegy-』

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処女詩集ということで、慣れないながらも装丁にはこだわりたいという思いの丈をぶつけた詩集になりました。余白を広く取りたかったこともあり、またA5版の同人誌が好きなこともあって、あえてのA5版です。最近はA6版が主流なようですが……。広い余白の中にぎゅっと濃縮された詩の世界が詰まっているというイメージ通りにはなったのかなと思います。
おかげさまで試し読みを読んでくださった方から「中井英夫塚本邦雄のよう」と過分なお言葉をいただいたり、『特に「マディソン」が好き』というお声をいくつもいただきまして、ありがたいかぎりです。
来年の5/6の文フリ東京にも若干数持って行く予定でおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

試し読みはこちらから。

kakuyomu.jp

 

 

7/15
スケザネさんの主宰する文芸同人サークル「パセリ流星群」に加入しました。

parsleymeteor.hateblo.jp


前述したスケザネさんとのご縁は、今年一番の収穫だったと云っても過言ではありません。
文学談義や創作トークなど、さまざまな刺激を日々いただいております。
今後とも切磋琢磨しつつ、創作に励んでいきたいです。

 


11/25文フリ東京
■酒アンソロジー『生きは酔々 二軒目』

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白酒というテーマで和漢折衷妖怪ファンタジー短編小説『山妖記』を寄稿しました。
この作品を書くにあたっては、スケザネさんから多大なご協力を賜りました。この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。
自分が普段得意としている和漢折衷の世界観で何かしら書きたいと思い、このたび白酒をテーマに選んだのですが、白酒の起源は宋代、本格的に作られるようになったのは清代中頃ということで、時代がかなり下るんですよね……リサーチ不足でした。それでもファンタジーということもあり、また主宰の黒い子さんのお慈悲もあって、このテーマで書かせていただくことになった次第です。
初稿から大幅に手を加えることになり、半年近くこの作品と付き合うことになったのも、今にして思えばよい経験になりました。当初は山中に隠れ住む幽客の話になる予定だったのですが、彼の出自を辿っていくうちに貴種流離譚のようなテイストになったのでした。
そして何よりうれしかったのは、Skype会議や感想メッセージを通じて、私の激辛感想を丁寧に受け止めてくださった方が多かったことです。出過ぎた真似を……と思いつつ、赤入れや感想を快く受け入れてくださった参加者の皆さんにお礼申し上げます。
おかげさまで読んでくださった方々からはご好評いただいた作品でもあり、今年書いた作品の中でもとりわけ思い入れの強い一作になりました。
物語を書く楽しさをあらためて感じさせてくれた作品になったなぁと思っています。

 

■手製本アンソロジー『MARGE』
「患者番号08396」という明治の病院をイメージしたサナトリウム文学風掌編を寄稿しました。
竹雀氏やスケザネさんからは「気持ち悪い」という反応をいただきましたが、そういう読後感にしたかったので、作品としては成功したかなと。実は現時点で本がまだ手元にないので、具体的な内容に踏み込んで紹介することはできないのですが、来年ご縁があればお迎えしたいなと思っています。

試し読みはこちら

usaurara.hatenablog.com

主宰のうさうららさんの各作品紹介はこちら

usaurara.hatenablog.com

 

■ネプリ「ペーパーウェル」

kakuyomu.jp

体調が優れなかったこともあって、ネプリでの参加はできませんでしたが、寄稿する予定だった作品をカクヨムにUPしました。
クリスマスということで西洋風の詩を3編収録しています。
西洋風の作品はまだまだ磨いていく余地がたくさんあるので、これからも抽斗を増やすべく邁進して行きたいところです。
次回はネプリでの参加ができますように……。

 

最後に去年の創作振り返りの記事を貼っておきます。

evie-11.hatenablog.com


さて、来年は5/6の文フリ東京にて第二詩集と句集を頒布する予定です。
また掌編をもっと書き溜めて、いずれ掌編集としてまとめたいなと思っています。
それ以降のイベント参加予定は未定です。
個人的に小説としっかり向き合いたいという気持ちもあり、また生活面での変化もありそうなので、同人活動は抑えめになるかもしれません。
それでもかもめソングと個人サイト「紫水宮」は定期的に更新していくつもりでおりますので、来年もどうぞよろしくお願いいたします。