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広寒宮

アマチュア作家・雨伽詩音の活動報告その他諸々

文芸ラジオ2号に拙作「雪花物語」が掲載されました。

お知らせ

 すっかり告知が遅れてしまいましたが、去る2016年5月28日に『文芸ラジオ』2号が発売されました。

文芸ラジオ 2号 ([テキスト])

文芸ラジオ 2号 ([テキスト])

 

私は「雪花物語」という長崎を舞台にした小説を寄稿しております。
長崎の歴史や民俗を織り交ぜつつも、前作「翡翠譚」よりも読みやすい仕上がりになっておりますので、ぜひご覧ください。

もともとこの作品は「師走」「霞の酒」
「秘密の仕事」という3つのお題をいただいて執筆したものです。
作品のなかでこの3つのキーワードをいかに料理したか、というところも見所となっています。

 

おかげさまで、すでに複数名の方々からうれしいご感想をいただいております。

ご意見・ご感想等ありましたらぜひコメントをお寄せください。

 

なお前作「翡翠譚」が掲載された『文芸ラジオ』1号もAmazonで入手できます。

併せてご利用ください。

文芸ラジオ 1号 ([テキスト])

文芸ラジオ 1号 ([テキスト])

 

「翠の鳥」をかもめソングに寄稿しました。

お知らせ

かもめソングに詩「翠の鳥」を寄稿しました。

 

http://kamomesong.tumblr.com/post/157978380371/翠の鳥

kamomesong.tumblr.com

冒頭の引用は与謝蕪村「洛東芭蕉庵再興記」より。

岩波文庫から出ている『蕪村文集』に収録されています。もともと彼とのふたり読書会のテキストとして読んでいたのですが、この箇所が好きで好きで。

東洋的ユートピア世界って、昔からあこがれるんですよね。

 

蕪村文集 (岩波文庫)

蕪村文集 (岩波文庫)

 

 かもめメンバーのいっこさんからも癒やされるとの評をもらってうれしかったです。

竹雀氏からも感想をもらいまして、「小説向きのネタだね。鳥を殺すのってロマンなのかもしれないね。他の動物だとグロテスクになってしまうし」とのことでした。

鳥を殺すといえば、私の頭に真っ先に浮かんだのは三島の「孔雀」でした。

孔雀を殺すことに一種の倒錯的快感を覚える男の話で、頭でっかちな三島の短編にしては理屈抜きにうつくしい作品だと思います。

東雅夫『文豪怪談傑作選 三島由紀夫』に収録されているので、三島がお好きな方はぜひ。

三島由紀夫集 雛の宿―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)
 

竹雀氏は川端の「禽獣」を挙げていましたが、こちらは私は未読なのでそのうち読みたいです。

鳥と人といえば、やはり忘れてはならないのは宮沢賢治銀河鉄道の夜」の鳥捕りでしょう。鳥を食べるという行為をあそこまで美に昇華できるのは賢治ならではだと思います。

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

 

 奇しくも今年は酉年ということもあり、また近頃は野鳥に目が行くようになって、こういう作品を書くこととなりましたが、鳥は文学的な要素を多分に含んだ生きものなのだということを改めて感じました。

 

それから竹雀氏に「雨伽の詩は二人称が多いね」と云われて、そういえばそうだなあと思ったのでした。

今回は蕪村が俳人だったということで、軽みを出そうと落語家の語りを意識してみました。

落語はさほど詳しくはないのですが、大学時代に授業で触れる機会があったので、深く印象に残っています。

特に枝雀の創作落語山のあなた」が好きでして。つらいことがあると時折思い出しています。

お察しのとおり、カール・ブッセの「山のあなた」が元ネタになっているんですが、枝雀さんが幸いを表現する際に「白いふわふわしたもの」と云うのがとっても素敵です。


桂枝雀 Shijaku Katsura 山のあなた 落語 Rakugo

 

文体の話に戻りますと、もともと手紙を書くのが好きな性分なので、二人称の詩は特に書きやすいのかもしれません。

谷崎の「盲目物語」や、カズオイシグロ『日の名残り』、あるいはもっとさかのぼると『古事記』といった「語りの文学」にも多分に影響を受けている気がします。

古事記』は原典もそうなんですが、三浦佑之先生の『口語訳古事記』が本当にすばらしいのでおすすめです。『古事記』をほとんど読んだことのない方にこそ推したい一作となっています。

吉野葛・盲目物語 (新潮文庫)

吉野葛・盲目物語 (新潮文庫)

 
日の名残り (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

 
口語訳古事記 完全版

口語訳古事記 完全版

 

物語を聞くことそのものが大好きなので、自分もひとりの語り手として物語を紡げたら素敵だなあという意識がどこかにあるのかもしれません。

こうして自分が気に入ったものをレコメンドするのも好きですし「物語を共有する」ための手段として二人称を用いるのは、けっこう効果があるのかなとも思います。

芥川お迎え&冬の内装完成

文アル

イベント進捗だめです。

安吾は来てくれそうにないですが、招魂の栞で芥川が来ました。

これで初期メンバーは全員揃いました。

 

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そういうわけで、さっそくレベリング部隊に組み込みました。

鏡花も太宰も来るのがだいぶ遅かったので、結果的にそうそうたるメンバーで1-3を周回することに。

さすがに火力高めですね。

 

で、芥川ってもっとペシミスティックなキャラなのかなーと思っていたのですが、諏訪部さんの声に癒やされる癒やされる。

びっくりしました。しばらく助手は芥川と光太郎と独歩と白秋でローテを組みたいです。

春限定ボイスの「こんなに暖かいと、眠くなるね」が本当に眠そうでかわいくてかわいくて……。

この先手紙や回想でCPにしたいキャラがいれば、沼るかもしれません。

 

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そしてようやく冬の内装が完成しました。

もう三月だというのに……。

アンティーク家具がどうしても欲しくて、だいぶ時間がかかってしまいました。

それでも理想の部屋に改装できて満足です。

冬が好きな光太郎のための部屋にしようと思って作ってたんですが、他にも似合うキャラいそうだな? と思って、似合いそうなキャラを助手にして撮ってみました。

 

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荷風先生は文句なしに似合いますね。

助手というよりも部屋の主といった様子。

 

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むしゃくんは王子の執務室といったような感じ。

ファンタジーな雰囲気が出ます。

 

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芥川は昔からそこにいたような趣きがあります。

マントが覆い被さっているので本棚の圧迫感が少ないのもいい。

「こういう部屋に住んでいるといいな」という妄想を具現化できてしあわせです。

かもめのお茶会#3 レポおよび活動報告

お知らせ

先月19日にかもめのお茶会#3を催しました。

山種美術館にて「日本画の教科書 東京編」を鑑賞後、ミュージアムカフェ椿で展覧会にちなんだ練りきりとお茶をいただく会でした。

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私は松岡映丘「春光春衣」にちなんだ「桜がさね」とお抹茶をいただきました。

お茶会の席では美術展の感想を語り合い、それぞれに気に入った絵画を挙げたのですが、私は茂田青樹「春庭」と菱田春草「月四題 春」が好きと云ったら、メンバーから「ブレないね~」との評価をいただきました。

もともと春草の絵は好きだったんですが、幻想的なうつくしさと季節感があいまって、涙がこぼれそうになりました。茂田青樹の方は今回はじめて目にした画家で、やわらかなタッチのなかに郷愁を感じてしまい、すっかり絵の中に入りこんでしまいました。

 

日本画にせよ東洋絵画にせよ、絵の中に引き込まれてシンパシーを感ずることができるのは大きな魅力だと思っています。西洋絵画のようなはっきりとした色使いやタッチではないので、居心地がいいのかもしれません。

ひと頃は以前ほど近代日本画を楽しめなくなっていたのですが、今回久しぶりに目にしたことで、ふたたびその魅力を感じ取られたのはなによりもうれしかったです。

 

ミュージアムカフェではさまざまな話題が出ましたが、特に印象に残っているのは「原点回帰するならどの作家?」というお話。

竹雀氏は谷崎だというので、私は鏡花だと云ったら大いに納得してもらえました。

鏡花は大学時代に出会った至高の文豪のひとりです。彼の作品がなければ私はここまで小説を書き続けるということもなかったでしょうし、「翡翠譚」も生まれえなかったでしょう。

それでも私自身はまだまだ原点回帰をするには早いと思っています。

最近は文アルの影響や仕事をはじめたことで、読むジャンルも変わってきつつあるので、もうしばらくこの変化を楽しみたいという気持ちが強いです。

これについてはまた別の機会に語るつもりでおります。

 

お茶会のあと、竹雀氏と夕食をとって恵比寿駅の駅ビルの書店へ。

原点回帰はまだしたくないと云いつつ、だいぶ弱っていたこともあって金井美恵子の短編集を二冊ほど手に取ったのですが、「いやいや、まだ二冊ほど家に積んでるぞ」と思い直してリャマサーレスの『黄色い雨』を手に取りました。

ちょうど大学の先輩におすすめしていただいていたこともあり、また海外文学にもっと触れなくてはという思いもありまして。

まだしばらく積むことになりそうですが、仕事が一段落したら読もうと思っています。

 

さてさて、かもめといえば、先月の投稿にいろいろと反響をいただきましてありがとうございました。

 

「挽歌」というタイトルの詩を書きました。

 

http://kamomesong.tumblr.com/post/156795146341/挽歌

kamomesong.tumblr.com

幼いころに図書館から借りて愛読していた、妖精にまつわる児童書が今回の詩のベースとなっています。

当時は小学生だったのですが、男の精気を吸いとる女の妖精にたまらないエロスを感じていたのを覚えています。

本に描かれた妖精たちも透きとおるような薄衣をまとっていて、ヌードのような雰囲気がただよっていたのでした。

その他、O・R・メリングの『妖精王の月』は大切な愛読書でしたし、葛城稜『妖精のそだてかた』は大好きな一冊だったので、妖精は親しい存在として私のそばにいたような気がします。

 

妖精王の月

妖精王の月

 

 

妖精のそだてかた (MOE BOOKS)

妖精のそだてかた (MOE BOOKS)

 

 

そういうものと、幼少期から触れていた森林の雰囲気が合わさってこういう詩になったのでした。

今回の詩にBGMをつけるとしたら、ハチスノイトのkamuy mintarでしょうか。

意識的に雰囲気に合わせたというわけではないのですが、そこそこ似合うのではないかと思います。


ハチスノイト(hatis noit)/kamuy mintar (short ver.)Music Video

 

今月の詩についてはまた来週にでもお話します。

文アルイベおつかれさまでした。

文アル

なにやらご無沙汰しております。

仕事をはじめたこともあり、なかなかゲームに時間を割く余裕もないのですが、ちょうどその直前頃から學問ノススメがはじまったので、少しだけプレイしました。

 

メンバーは今回の主役である北原一門・北原白秋萩原朔太郎室生犀星の三人に永井荷風を加えて、E-3を周回していました。

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この組み合わせではないんですが、荷風と朔太郎の双筆神髄で

朔太郎「きみの詩を聞かせて」

荷風「レクイエムを聞かせてあげようか」

というやりとりがあって、どちらも汎用台詞なのですが心ときめきました。

 

文アルの北原白秋はちょっと不得手なタイプだったんですが、永井荷風と組み合わせることで「高嶺の花コンビ」(叶姉妹的なアレ)へと昇華されたのと、平時は高飛車系だけども、開花時の台詞からひたむきに文学と向き合っているさまが伝わってきて、自分の創作スタイルと重なるものを感じたので、今では高村光太郎国木田独歩に次いでお気に入りのキャラになりました。

 

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というわけで最新の文アル推し文豪はこんな感じ。

(現在、画像よりはレベリングが進んでいます)

こうしてみると、揃いも揃ってプライド高めなメンバーですね……。

並べてみると色合いがとても綺麗なのが気に入っています。

あと銃と弓中心の編成なので高火力なのもいい。

普段は別の会派にばらばらに散らばってるんですが、レベリングがダレてくるとこの会派を組んでいます。

 

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今回は特に課金せず、かといって地道にイベ完走を目指すでもなく、白秋の制服だけを目標にプレイしました。

さっそく着せてみると腕章が……!

もちろん風紀委員ですよね?

白秋に取り締まられたいです。

 

早く光太郎さんと啄木の制服も実装してほしいです。

制服姿のスバルを見てみたいところ。

朔太郎のカーディガン×ブレザー姿にも惹かれるものがあったものの、白秋だけで手一杯だったのが残念でした。

あと内装金貨は900枚すべて回収したかったなぁ。

などなど、後悔は尽きませんが、地道に金貨を貯めてアンティークの本棚を買いたいと思います。

あと本棚が揃えば、うち図書館の冬のしつらえは完成です。

【感想】オカワダアキナ「ぎょくおん」

書評

Twitterでひょんなことからオカワダさんの本を購入するに至り、夕方ごろ届いたのでさっそく読ませていただいた。

 

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安定剤の副作用によって乳汁が分泌されてしまう青年・郡司と、旅館で郡司と共に働く外国人の青年・アランをめぐる物語。

全編を通して乾いた空気感が漂うなか、郡司のペシミスティックな独白で物語は進む。出生の事情や、さまざまな性体験を通じて培われた彼のほの暗さには湿度がない。その心地よさがだんだんくせになる。

人とうまく関われない姿や、セックスへの「あきらめ」にも似た態度は、どこか私にも通じるものがあった。白状すると、私も同じ副作用を持つ薬を飲んでいた時期があったので、なおさら彼へのシンパシーをかき立てられ、一気に物語の世界に引きこまれていった。

同時に、くらげや煙草、ホームレスの男といったすべてのモチーフが物語にリンクし、さらなる物語へとつながっていくさまが実に気持ちがいい。詩的な言葉たちが辿りつく先に思いもがけない展開が読者を待っていて、最後に投下されるゲンバクの衝撃がずしんと胸に迫ってくる。

そんな中でもひときわまぶしく映るのがアランの存在だ。元バンドマンでかりそめの牧師という役柄もさることながら、会話をする感覚で主人公にセックスをもちかける。一見明るく、何も考えていないように見えて、実は主人公以上に闇が深いのはこの男なのではないかと思ってしまう。

バンドではないけれど、私はこのアランの描写を読んでいてEd Sheeranみたいな声で歌うんだろうなと思った。そんな声で郡司に聖書の一節をささやくのだろうとも。

などと書いておきながら、私は別段この小説を読んでいて腐女子として心をくすぐられたというわけでもない。ただどうしようもない男たちの、他にどうしようもない救済の物語だと思ってこの本を読み終えた。そのどうしようもなさに私は救われた気がした。

文アル進捗報告

文アル

文アルの初イベおつかれさまでした。

うち図書館にもめでたく露伴先生がいらっしゃったのですが、終盤になって体調を崩し、報酬完走とはいきませんでした。

 

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せめて五重塔の掛け軸まではと思っていたものの、賢者の石を入手したあたりで終わってしまい……。

それでも、秋声くんの制服や紅葉先生の正装までは手に入れられたので、ひとまずほっとしています。

今回のイベは、既存キャラにも追加要素があったのがうれしかったですね。

今後のイベでは、推しキャラふたりにも新しい要素が増えるといいなぁと思います。

 

推しキャラといえば、このイベでようやく画面をキャラと背景オンリーにする方法を知ったので、夕方の光太郎さんを撮ってみたのですが……天使かな???

「黄昏時の天使」というにふさわしいご様子で、心が満たされました。

 

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今回のイベでだいぶ素材が集まったので、光太郎さんと姫さん(独歩さん)のボイスを解放したところ、光太郎さんのボイスに心打たれました。

新規ボイスも史実や作品を踏まえた丁寧な仕事が光る内容で、とってもうれしいです。

光太郎さんはようやくLv.19まで来たので、早く衣装解放までこぎ着けたいところ。

姫さんはまだかかりそうですが、今から和装姿が楽しみです。

 

それから、ちょうど今日のメンテで内装機能が実装されたということで、冬景色の窓と、壁飾りを購入しました。

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冬景色の窓を真っ先に選んだのは、冬がお好きな光太郎さんのため。

次に壁飾りを買ったのは、芸術家肌な光太郎さんのため。

 

愛が重い……ですね……。

でも、こうして内装をキャラのためにしつらえられるというのは、大変ありがたいことだなぁと思います。

姫さんのためにもまた違う内装を用意したいですし、最終的にはアンティーク調の家具でまとめる予定です。

家具や内装はどれも趣味がいいので、今後の衣装解放での和装に合わせて和のしつらえにするのもいいかなぁと思ったのですが、アンティーク調だと洋装でも和装でも違和感がないので。

期間限定任務もありますし、これから金貨集めをがんばりたいです。

新キャラだけでなく、既存キャラの追加要素も含めて、今年は文アルに期待大、です。